「少年、機関車に乗る」「ルナ・パパ」などで知られるタジキスタンの名匠バフティヤル・フドイナザーロフが、半世紀で10分の1にまで干上がった中央アジアの大湖・アラル海を舞台に、贖罪を求めてさまよう男の無謀な旅を描いたドラマ。
船長マラットはアラル海を航海中に大嵐に遭遇して妻や仲間を失い、たったひとり生き残る。心に深い傷を抱える彼は、現在は干上がってしまったアラル海に戻り、荒野に横たわっていた自分の船と再会。その船を引きずって、水のない海を横断する旅に出るが……。
主人公マラット役に「オーガストウォーズ」のエゴール・ベロエフ。フドイナザーロフ監督は2015年に急逝し、本作が最後の長編作品となった。
ネット上の声
- フドイナザーロフの遺作、笑いはなく悲壮感が強い、ほぼフィッツカラルド、またはマッ
- 人々は海を失った後も、残された茫漠たる砂地で質実に暮らしていくのだが、しかし彼ら
- 真っ青な空と乾ききった黄土色の大地に、奇異で人為的な構造物が建ち、その中を色鮮や
- 文化などの違いからか、粗に感じたり、めちゃくちゃじゃないか?と思う部分もあるんだ
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2012年
- 製作国ロシア,ベルギー,フランス,カザフスタン,ドイツ,タジキスタン
- 時間110分
- 監督バフティヤル・フドイナザーロフ
- 主演ユゴール・ベロエフ