「大和(カリフォルニア)」「VIDEOPHOBIA」の宮崎大祐監督が監修を務めて製作されたオムニバス。映画を語るYouTube配信番組「活弁シネマ倶楽部」と映画応援コミュニティ「DOKUSO映画館」の共同ワークショップ企画「HITOKADO」から生まれた作品で、宮崎監督と山西竜矢、岩崎敢志という3人の若手監督が手がけた計9編のエピソードで構成される。
音楽家の井手健介を中心としたバンド「井手健介と母船」が2021年にリリースしたアルバム「エクスネ・ケディと騒がしい幽霊からのコンタクト」の中で描かれた、架空のミュージシャンのエクスネ・ケディが1974年に行ったという設定のワールドツアー「Strolling Planet' 74」の楽曲と、キリスト教の十戒をテーマに、それを各監督が独自の解釈で描いた9つの掌編を並べることで、街に生きるひとりひとりの人間が時に交錯し、時に異なる時空にいるような不思議な感覚をスクリーンに映し出す。
宮崎監督が「Swinging Lovers」「Otemoyan」「Russian Soldiers」の3編、山西監督が「The Day Of The Dogs」「Poltergeist」「Sands Of Time」の3編、岩崎監督が「A Place For Fairies」「Madam The Whisper」「Lighthouse Keeper」の3編をそれぞれ担当。総勢30人近いキャストはすべて各監督のワークショップを経て選出。モデルやアーティストとしても活動する野内まる、城定秀夫監督「放課後アングラーライフ」でメインキャストを務めた平井珠生、「幕が下りたら会いましょう」など数々の映画に出演してきた日高七海らが出演する。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2023/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」(23年7月14日~8月10日、新宿シネマカリテ)上映作品。
ネット上の声
- おや?昼観た「PLUSTIC」のレビューで宮崎監督作品以前ほど面白くない的な感想
- 色々なマイペース
- 山西竜矢監督の3本と岩﨑敢志監督の後半2本は飛び抜けた才能を感じる
- いい意味で疑問が色々生まれる作品でした
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間132分
- 監督宮崎大祐
- 主演李多韻