「ヒトラーの贋札」のステファン・ルツォビツキー監督が、残酷な戦争が生んだ悲劇を全編ブルーバック撮影による美しい悪夢のような映像で描き、2021年・第74回ロカルノ国際映画祭で観客賞を受賞したミステリー。
第1次世界大戦後、ロシアでの長い捕虜収容所生活からようやく解放された元刑事ペーターと戦友たち。しかし帰還した彼らを待ち受けていたのは、敗戦国となり変わり果てた祖国の姿だった。ペーターは帰宅したものの家族の姿はなく、行き場を失ってしまう。そんな中、ペーターの元戦友が河原で遺体となって発見される。遺体には相手に苦痛を与えるために仕掛けられた拷問の跡があり、その痕跡から犯人も彼らと同じ帰還兵であると思われた。ペーターは自らの心の闇と向きあうため、事件の真相を追い始めるが……。
出演は「7500」のムラタン・ムスル、テレビドラマ「バビロン・ベルリン」のリブ・リサ・フリース。
ネット上の声
- 社会と心理の闇を投影したかのようなビジュアルが鮮烈だ
- 終映間近との事で、急ぎ観に行って来ました
- 雰囲気は出ているが、ミステリーは割と雑
- 正直良くわからなかった
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国オーストリア,ルクセンブルク
- 時間99分
- 監督ステファン・ルツォヴィツキー
- 主演ムラタン・ムスル