薬物依存の弟を更生施設から引き取った兄が、底辺から這い上がろうともがく姿を見つめた人間ドラマ。
家族を顧みずに自分勝手に生きてきたショウタは、祖母が亡くなったことをきっかけに、薬物依存のため更生施設で暮らす弟のユウサクを引き取り、ともに暮らすことを決める。弟を救いたいと思うようになったショウタは、弟の人生をもとにした映画の製作を決意し、「命の満ち欠け」と題した脚本の執筆に着手する。その一方で、兄との新しい生活になじむことができないユウサクは、薬物の禁断症状に苦しみ、更正施設で起こったある事件のことを思い出していく。
本作が初監督作で、脚本も手がけた小関翔太がユウサクを演じ、「未来の記録」の岸建太朗が共同監督、撮影、編集を担当した。
ネット上の声
- 魂のある全ての役者さん達からの熱量が凄く、一人ひとりの抱えているものが重過ぎて辛
- 思った以上に良かったが、薬物中毒、弱者となる人に目を向けた作品だが、弱者が弱者で
- 小関翔大監督が知人を薬物依存で亡くした実体験をもとに脚本を手がけ、自ら主演した初
- 日本に生きる若者の抱える暗部を映画として立ち上がらせる試みは、昨今のインディーズ
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小関翔太
- 主演小関翔太