逃げ込んだ家は、悪夢の入り口だった。ストップモーションで描かれる、唯一無二のサイコロジカル・ホラー。
チリ南部のドイツ人集落から脱走した娘マリア。森の奥深くで見つけた一軒家へと逃げ込むが、そこは安息の地ではなかった。家は生き物のように絶えず変容し、壁や家具が彼女の不安を映し出すかのように歪んでいく。匿ってくれた二匹の子ブタも、次第に不気味な姿へと変化。外からは彼女を連れ戻そうとするオオカミの声が響き渡り、マリアの精神は極限まで追い詰められる。現実と幻覚の境界が溶け合う、悪夢のような空間。観る者の五感を侵食する、革新的な映像表現で綴られる驚異のダーク・ファンタジー。
ネット上の声
- 意味がわからなくても映像作りへの情熱がすごいから、芸術を好む人であれば雰囲気で楽
- 『Die Blümelein sie schlafen』と言うドイツの子守唄へと締めくくる。
- 「コロニア・ディグニダ」について知ると理解が深まる
- 本当にどうかしている映像しか出てこない!
アニメ
- 製作年2018年
- 製作国チリ
- 時間74分
- 監督クリストバル・レオン
- 主演アマリア・カッサイ