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ひとりの女性の現実や過去、そして幻覚を含めたすべてのシーンを、64分全編長回しのワンカットで描いた異色のドラマ。
未婚のアラフォー女性、沢松優子。不倫相手の森本剛志との泥沼の関係はすでに終わっていたが、楽しかった日々が忘れられないまま、仕事に忙殺される毎日を過ごしている。そんな中、同僚から結婚の報告を受け、その幸せそうな姿に言いようのない気持ちになる優子。そんな彼女に対し剛志は復縁を迫り、以前渡した合鍵を使って家に押し入ろうとする。激しい言い合いとなり、剛志から罵倒と激しい暴力を受けた優子は、その恐怖から次第に我を失っていく。
主人公・優子役を「SR サイタマノラッパー」の金子みひろが演じる。監督は映画やドラマの助監督として活躍する光平哲也。
ネット上の声
- 64分ワンカットで、ストーカーの元恋人と再会→回顧録→殺害→隠蔽工作まで見せてい
- 最初から最後までワンカットの映像で、過去や脳内イメージまでを表現した作品
- 64分全編長回しワンカットのリアルサスペンス映画
- 第七藝術劇場にて鑑賞
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督光平哲也
- 主演金子みひろ
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「UFOのまち」として町おこしをしている石川県羽咋市で起きた不可解な誘拐事件を追う記者の姿を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023でSKIPシティアワードと優秀作品賞をダブル受賞したSFヒューマンドラマ。
正義感が強く嘘を許せない雑誌記者・宇藤のもとに、「UFOのまち」として知られる石川県羽咋市で起きた「大学生エイリアンアブダクション事件」のネタが舞い込む。嘘を暴いてやろうと取材に乗り出す宇藤だったが、調査を進めるほどにアブダクションを裏付ける証拠が見つかる。さらに宇宙人を自称する女子高生・乃愛も現れ、事態は混迷を極めていく。
石川県で撮影を敢行しキャストにも石川県の俳優を起用するというコンセプトで製作され、石川の劇団で活動する田中祐吉が主演・企画を担当。映像制作団体「世田谷センスマンズ」の松本佳樹が監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- なんか抜け感があると良かったかも。
- キュビズム的映像のネオSF
- 空想シャボンランチャー
- 予想以上に!!
SF
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督松本佳樹
- 主演田中祐吉
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ある一軒家での、ささいな一日を描いた4人の交流物語
中国人留学生の友人・李と共に、彼の音信不通の友人・高を探しに出かけた太郎。無事に高を発見すると、太郎は彼らを妹と住む実家に招待する。一軒家という限定空間から、確かに日常を生きる4人が浮かび上がる演出が光る。
ネット上の声
- 家族への愛憎というかわだかまりについて、本人同士を登場させず、似た境遇の二組の兄
- メジャー、インディーズ問わずこういう作品はたくさん見たいなと思った、分かってる気
- 母国を出て、他の国で暮らすというのはどういう感覚なのだろうか
- いきたいところにいって
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督劉舸
- 主演郭嘉雷
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印象的な映像で描き出す、芸術家たちの関係性の揺らぎ
志向の違う2人の若手芸術家カップルの元に界隈では有名な芸術家の男が現れたことで、2人の感情や意識に変化が訪れる…。ショットの構図で微妙な人物たちの関係性をあぶり出す冒頭から、映像の魅力に引き込まれる。PFFアワード2021入選。
ネット上の声
- アクションが全く作品に生きてこないし、そもそも登場人物達が格闘しようとしていない
- 【タズシネマ】東京MX
- アーティストならではの心の揺れ動きは図式化されたものでもある程度納得して観ること
- 棒読みも気になったけど、来客時のあの薄着も気になっちゃった
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間14分
- 監督岩崎敢志
- 主演加藤紗希