写真家兼トラック運転手の坂崎陽平と大学講師である公務員の妻、由美は雨が降りしきる夏の日に捨て猫を拾った。「喜雨」と名付けられたその猫は、愛情たっぷりに育てられた。陽平の夢であった猫の写真個展も成功に終わり、幸せを噛み締めていたところ、喜雨は坂崎家のわずかな隙間から出て行ってしまう。喜雨の捜索が続けられて数日経ったある日、陽平と由美は隣町で野良猫の虐待事件があったと知る。後日、虐待犯は逮捕された。喜雨の安否を確かめたい陽平は犯行現場の廃屋を特定し、現場で喜雨の首輪を見つけ、悲しみと怒りに身体を震わせる。一方、逮捕された男は「動物愛護法違反」の軽犯罪扱いで、執行猶予処分になり自由の身に。さまざまな感情が渦巻く陽平は、運送の仕事で事故を起こしてしまい、由美も心労が祟って精神のバランスを崩す。そんな時、陽平は隣町で何食わぬ顔で暮らす犯人を目撃するのだが・・・。
ネット上の声
- 生命尊重と漠然と同一視されるような人間尊厳の尊重とは何かを再確認させられる内容だ
- テーマは伝わるが、映画としては演技もカメラワークも世に出す水準に達していなくて、
- エンターテイメントとしては弱い部分もあったように思うけど、啓蒙映画としては誠実に
- なんとなく見始めたけど、杉本凌士さんの「心優しいふつうの旦那さん」の演技が刺さっ
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督北田直俊
- 主演杉本凌士