-
2014年4月に韓国で発生したセウォル号沈没事故を題材に、済州島行きの修学旅行を翌日に控えた2人の少女が過ごす、夢のような1日をつづった青春ドラマ。ドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」などへの出演で知られる俳優チョ・ヒョンチョルが長編初監督・脚本を手がけ、2024年・第45回青龍映画賞で最優秀脚本賞と新人監督賞を受賞した。
高校生のセミは修学旅行の前日に教室で不思議な夢を見る。不吉な胸騒ぎを覚えた彼女は、同級生のハウンに対してずっと心に秘めてきた思いを伝えようと、足を骨折し入院中のハウンのもとへ向かう。どうしても一緒に修学旅行に行きたいセミと、どこか煮え切らない態度のハウン。些細なケンカをきっかけに、2人はお互いの気持ちを伝えられないまま、すれ違ってしまう。
「スウィング・キッズ」「サムジンカンパニー1995」のパク・ヘスがセミ役、「あしたの少女」のキム・シウンがハウン役を務め、10代の揺れ動く心情を自然体で演じた。ドキュメンタリーや広告映像、MVなどを手がけてきた映像作家・DQMが撮影し、日本でも人気の4人組バンド「HYUKOH(ヒョゴ)」のメインボーカルを務めるオヒョクが音楽を担当。
ネット上の声
- 映像がとにかく綺麗で、ずっと見ていたくなる。二人の繊細な感情の動きが丁寧に描かれてて、気づいたら涙が止まらなかった。余韻がすごい…。
- 韓国映画のこういう空気感、本当に好き。静かなんだけど、心に深く刺さる感じ。主演二人の演技が素晴らしかった。
- 切なくてエモい。最高でした!
- 若い頃を思い出すような、甘酸っぱい気持ちになりました。音楽もすごく良くて、サントラが欲しくなりましたね。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国韓国
- 時間---分
- 監督チョ・ヒョンチョル
- 主演パク・ヘス
-
「私の少女」のチョン・ジュリ監督とペ・ドゥナが再タッグを組み、2017年に韓国で起こった実在の事件をモチーフに、ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿をリアルに描いた社会派ドラマ。
高校生のソヒは、担任教師から大手通信会社の下請けであるコールセンターを紹介され、実習生として働き始める。しかし会社は従業員同士の競争を煽り、契約書で保証されているはずの成果給も支払おうとしない。そんなある日、ソヒは指導役の若い男性が自死したことにショックを受け、神経をすり減らしていく。やがて、ソヒは真冬の貯水池で遺体となって発見される。捜査を開始した刑事ユジンはソヒを死に追いやった会社の労働環境を調べ、根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。
ペ・ドゥナが刑事ユジンを演じ、少女ソヒ役には新進女優キム・シウンを抜てき。2022年・第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で審査員特別賞を受賞。
ネット上の声
- これが実話ベースというのが一番恐ろしい。前半のソヒが追い詰められていく姿は見ていて本当に胸が苦しくなった。後半、ペ・ドゥナ演じる刑事が静かに怒りを燃やして真相を追う姿に引き込まれます。
- コールセンターのノルマとか、責任逃れする大人たちとか、リアルすぎてしんどい。韓国映画だけど、全然他人事じゃない感じがした。
- とにかく救いがなくて、見終わった後どっと疲れた。映画としてはよく出来てるんだろうけど、気分が落ち込みますね。
- ただただ、苦しかった。でも見るべき映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国韓国
- 時間138分
- 監督チョン・ジュリ
- 主演ペ・ドゥナ
-
8年前、自殺をしようとした自分を救い運命を変えたジヌの命日に、毎年彼の家を訪問するミンス。喜んで迎えられたミンスは、居間に用意された記念のテーブルをじっと見つめる。そのテーブルは、ミンスを助けたために亡くなったジヌのためのテーブルだった。ジヌの母は亡き息子を思いながらミンスを温かく迎えるが、ミンスはそのすべてを苦痛に感じてしまう。ⓒ 2018 INDIESTORY Inc. All rights reserved.日本語字幕 ⓒ STS Entertainment All rights reserved.
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国韓国
- 時間---分
- 監督チョン・ミンギュ
- 主演チ・ヨンソク