「カメラを止めるな!」のしゅはまはるみらによって結成された自主映画ユニット「ルネシネマ」の第4弾作品。小説家の仕事場に持ち込まれた望遠鏡と、そこに映った向かいのマンションの光景をめぐり、小説家と望遠鏡を持ち込んだ男がそれぞれ抱える家族の問題が浮き彫りになっていくさまを描く。
母親から虐待を受けた少女の物語「雪月花」がベストセラーとなった小説家の朱鷺田亜美は、ひとり息子の親権をめぐって離婚調停中。ある日、彼女が仕事場にしているマンションに、夜の間だけ部屋を貸してほしいという久米山という男が現れる。興味本位で男に部屋を貸すことにした亜美。久米山は夜の間、向かいのマンションを望遠鏡で覗いているようだった。そして、その望遠鏡で覗いている向かいのマンションの一室では、幼児虐待が行われていた。
亜美役に「ルネシネマ」メンバーで映画「有り、触れた、未来」などに出演した舞木ひと美、望遠鏡を持ち込む男・久米山役にインディーズから商業作品まで多数の作品で活躍する池田良。監督も「ルネシネマ」メンバーの長谷川朋史が務めた。
ネット上の声
- どう考えても脚本の映画だし、悲劇的な自分語りをなんの躊躇いもなく長回しで撮ってい
- 全編ほぼカメラ固定の長回しにして、役者さんの演技力にかけた作品
- 最近観た日本映画のなかでもピカイチの出来だった
- 家族の物語は語られなければ存在しない
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督長谷川朋史
- 主演舞木ひと美