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伝説的映画『ジャンヌ・ディエルマン』はいかにして生まれたか。監督シャンタル・アケルマンの創作の秘密に迫るドキュメンタリー。
1975年に発表され、映画史に衝撃を与えたシャンタル・アケルマン監督の『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』。本作は、その撮影現場に密着した貴重なドキュメンタリー。当時24歳だったアケルマン監督が、主演女優デルフィーヌ・セイリグらと議論を重ね、完璧なショットを追求する姿。女性監督が男性中心の撮影現場でいかにして自らのビジョンを貫いたか。一つの映画が誕生するまでの、緊張感あふれる創造の過程。
ネット上の声
- ビフカツ料理の手順で揉めるセイリグ
- シネマテークにおけるパイプ椅子出現はアケルマン特集、殊更『ジャンヌ・ディエルマン
- そういやシャンタル・アケルマンってこの時点では自分が主演の作品しか撮ってなかった
- 決して手放しの感動では終わらせてくれないが、物を作ること、物を考えることは、自分
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間78分
- 監督サミー・フレイ
- 主演シャンタル・アケルマン
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フランスを中心に活躍したベルギー出身の女性監督シャンタル・アケルマンが、1968年にブリュッセル映画学校の卒業制作作品として初監督・主演を務めた短編デビュー作。
花束を持った女性がアパートの階段を駆け上がってくる。彼女は狭いキッチンで鼻歌をうたいながらパスタを料理して食べ、調理器具をばらまき、洗剤をまき散らし、マヨネーズを浴びる。そんな彼女の支離滅裂な行動は、思わぬ結末を迎える。
日本では「シャンタル・アケルマン映画祭2023」(2023年4月7~27日、ヒューマントラストシネマ渋谷)にて劇場初公開(「家からの手紙」と併映)。
ネット上の声
- 僅かな空間で繰り広げられるアケルマンワールド
- アケルマンのデビュー作
- どうやら『気狂いピエロ』に衝撃を受け初期衝動から生まれた作品らしいが、死の矛先が
- こういうの当時でも新しくもなんとなかったと思うが、作家史的に見ると重要なんだろう
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国ベルギー
- 時間12分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演シャンタル・アケルマン
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後の多くの映画作家に影響を与えたベルギー出身の女性監督シャンタル・アケルマンが、1974年に当時24歳の自身を主人公にモノクロ映像で撮りあげたセルフポートレイト的作品。ひとりの若い女性が、自室で家具を動かし、手紙を書き、裸で砂糖を口にする。やがて家を出た彼女はトラック運転手の男性と行動を共にし、その後訪れた家で女性と激しく愛を交わす。共演に「預言者」のニエル・アレストリュプ。「シャンタル・アケルマン映画祭」(2022年4月29日~5月12日、ヒューマントラストシネマ渋谷)上映作品。
ネット上の声
- 自分を映画にごろりと差し出すシャンタル・アケルマンの確信。
- 会えない恋人を待ち過ぎて、ヒマ過ぎて、呼吸だけで遊んだりする女の話。
- 行為がある種のダンスに見える
- またとんでもない監督。
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国ベルギー,フランス
- 時間86分
- 監督シャンタル・アケルマン
- 主演シャンタル・アケルマン