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主演を務めた俳優の田村魁成が企画・プロデュース、「愛のくだらない」などで注目される野本梢監督がメガホンを取り、過去の凶日の思い出を乗り越えていくほろ苦さを描いた中編作品。野本監督の「彼女たちの話」に出演した田村が、野本に監督をオファーして本作が実現した。
「最悪や」が口癖の誠は高校生のとき、キャプテンの未生に頼まれて女子フットサル部の引退試合を手伝った。その時、未生の采配によって試合に出られなかった秋保を励まそうとしたが、未生にさえぎられて微妙な空気のまま別れることになってしまう。卒業してからも秋保を思い続けている誠は、ある特技で秋保をひきつけようともがいている。しかし不運は続き、現実を突きつけられていく中で、すべての元凶であるあの日の真実に気づいていく。
主人公の誠を田山、高校時代からの腐れ縁である未生を「オーファンズ・ブルース」の村上由規乃、誠が恋心を抱き、同じ部活出身だが未生とは距離のある秋保役を「浮かぶ」の田中なつがそれぞれ演じた。
ネット上の声
- 新宿K'sシネマでの公開最終日、ギリギリようやく鑑賞出来ました
- 週一回の都心への出勤日
- 舞台挨拶付き鑑賞
- ストーリーが明確にある分、伝わりにくさが気になる箇所が多いが、その説明不足を補っ
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間49分
- 監督野本梢
- 主演田村魁成
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大学生時代に手がけた初監督の短編「ひとひら」で、京都国際学生映画祭の審査員特別賞を受賞するなどの実績を残した吉田奈津美監督による長編作品。自分の思いを口に出せずにもがく、不器用な年頃の主人公たちの複雑な心境を、少ないセリフと甘美な映像で描き出す。
かつて大きな森に囲まれていた町。そこには古くから天狗による神隠しの伝説があった。結衣は、最後に残った林の伐採が決まったことをきっかけに、11年前、かつて神聖な森だったその林で、年子の妹・佳世が神隠しにあっていたことを思い出す。その時、自分も隣にいたのに、なぜ妹が選ばれたのか。そんな思いにとらわれた結衣は、風に揺れる木々に誘われるように、伐採前の林へと足を踏み入れていくが……。
主人公の結衣役を松居大悟監督の「アイスと雨音」で注目された田中なつ(「アイスと雨音」出演時の芸名は田中怜子)、妹の佳世役を吉田監督の「ひとひら」にも出演し、本作では題字も手がけた芋生悠が演じる。また、姉妹を見守る幼なじみの進役を「裸足で鳴らしてみせろ」の諏訪珠理が務めた。
ネット上の声
- 吉田奈津美監督による長編作品は、自分の思いを口に出せずにもがく、不器用な年頃の主
- セリフと話の流れがちょうど過不足なく流れていって、そんなことを思う感覚がすごく懐
- 「加害されなかったこと(性的にまなざされなさったこと)」が自分を劣った存在たらし
- 一つずつ手繰り寄せるようにじっくりと観れたからこそ細かな変化にも気づけました
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督吉田奈津美
- 主演田中なつ
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荒廃した砂の惑星に寂しく佇むサウナ施設「銀河健康センター」。水風呂の枯れたサウナにお客はこない。看板娘“トト”は文字通り看板を磨くだけの退屈な日々を過ごしていた。そんなある日、大量の水を積んだ宇宙船が不時着して…「ととのい」求めて三光年、壮大な“星おこし”が今、始まる。
ネット上の声
- サウナの良さ、整う良さを知らない女の子がそれを知る話
- 動画検索していたら目に付いたショートフィルムを鑑賞
- これから盛り上がるのかな?というところで終わる
- こんなにも惹かれるタイトルはないだろう、、!!
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間18分
- 監督坂田敦哉
- 主演田中なつ