元カルト信者の母と、その息子である監督。カメラを通して向き合う、家族のタブーと封印された過去。魂のセルフ・ドキュメンタリー。
映画監督である天野友二朗が、自身の母親にカメラを向ける。テーマは、母がかつて熱心な信者であった新興宗教について。なぜ母は信仰にのめり込んだのか。その時、家族に何が起きていたのか。息子からの問いに、母は曖昧な記憶を断片的に語るのみ。核心に触れようとすると、はぐらかされ、時には激しく拒絶。息子として、監督として、その心の壁に挑む苦悩の日々。撮影を通して次第に明らかになる、家族の知られざる歴史と母が抱え続けた心の傷。これは、失われた時間を取り戻し、親子関係を再構築しようとする対話の記録。
ネット上の声
- 天野監督のサイコパスっぷりを楽しもう!
- ドラマに振り切るべきでは
- ドキュメンタリータッチで描かれるフィクションと、フィクション的なステディなタッチ
- そうはならんやろ、と思ってても実際気持ちが追い詰められたりしてると信じちゃったり
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督天野友二朗
- 主演近藤里奈