写真家ナン・ゴールディン、巨大製薬一族に芸術で挑む。これは、痛みを力に変えた一人の女性の、壮絶な闘いの記録。
自身の人生を赤裸々に写し出してきた世界的な写真家、ナン・ゴールディン。彼女はオピオイド系の鎮痛剤中毒で死の淵をさまよった経験を持つ。その原因が、製薬会社を所有し、巨額の富でアート界のパトロンとして君臨するサックラー家にあると知った時、彼女の闘いが始まった。活動家団体を率い、サックラー家の名を冠した世界有数の美術館で、彼らの責任を追及する抗議活動を開始。アート界からの追放というリスクを背負い、巨大な権力に立ち向かう。彼女の壮絶な過去と現在の闘いが交錯する、魂のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 期待度○鑑賞後の満足度◎ 非常に力強いドキュメンタリー。ナン・ゴールドウィンという写真家の人生とオピオイド危機の問題とが違和感なく同居している。アートと政治と経済とは別々に存在しているものではない。
- いま彼女を力強く突き動かすもの
- 恥ずかしながら今回の主人公となる写真家ナン・ゴールディンのことも彼女が行っていた
- 世の中には思ったより悪が蔓延ってて、まぁいいかとしないと上手く立ち回れないけど、
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間121分
- 監督ローラ・ポイトラス
- 主演ナン・ゴールディン