第44回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2022」にて満場一致でグランプリに輝いたロードムービー。
思い詰めた表情で街へ向かう男・神崎は、タクシーを拾えず道端に座り込んでいたところで、ひったくり現場を目撃する。神崎はひったくり犯の山本に声をかけ、100万円の報酬を払う代わりにある場所へ連れて行って欲しいと依頼。山本は不信感を抱きながらもその依頼を受け、2人の奇妙なドライブがスタートする。
新人俳優・野村一瑛が神崎、「スペシャルアクターズ」などの河野宏紀が山本を演じ、河野が監督・脚本を兼任。生きづらさを抱える自分たちを投影しつつ、世間に取り残された孤独感を描き出す。タイトルの「J005311」は、光ることなく浮遊していた2つの星が奇跡的に衝突したことで再び輝き出し、2019年に実際に観測された星の名前に由来する。
ネット上の声
- 『ほかげ』で屈折した帰還兵を演じていた河野宏紀が監督/脚本/出演を務めた作品
- 最小限の方法で最大限のことを表現している
- 『お葬式』の後に鑑賞
- 寝てしまった
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督河野宏紀
- 主演野村一瑛