中島貞夫監督が2018年に20年ぶりにメガホンを取った映画「多十郎殉愛記」のメイキング映像に、中島監督と親交の深い人びとのインタビューを盛り込み、中島貞夫の実像に迫るドキュメンタリー。
1964年に「くノ一忍法」で監督デビュー以後、「893愚連隊」や「鉄砲玉の美学」「狂った野獣」、そして「極道の妻たち」シリーズなど、数多くの作品を手がけた映画監督・中島貞夫が、監督としての自身を育ててくれた東映京都撮影所のため、そして京都の映画作りの伝統を残すため、20年ぶりにメガホンを取ったのが「多十郎殉愛記」だ。
同作の撮影が行われた2018年、当時83歳の中島監督が東映京都撮影所を舞台に繰り広げる覇気あふれる映画作りの様子を中心に、友人である倉本聰や、かつての仕事仲間である荒木一郎、三島ゆり子、橘麻紀、高田宏治、教え子の熊切和嘉らによるインタビューを交え、中島監督の半生や映画に対する熱い思いに多角的に迫っていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督松原龍弥
- 主演中島貞夫