亡き恋人の部屋に残された男と、そこを訪れる恋人の母。喪失感を抱える二人が、静かに心を通わせる一夜の物語。
恋人・哉真を突然亡くした青年、嶺。彼は哉真が暮らしていた部屋で、その面影を探すように日々を過ごしていた。ある夜、その部屋を哉真の母・響子が訪れる。息子を失った母と、恋人を失った男。同じ喪失を抱えながらも、どこかぎこちない二人。共に食事をし、哉真の思い出を語り合ううちに、二人の心は少しずつ解きほぐされていく。悲しみと愛しさが交錯する静かな夜。二人が見つける、新たな光の兆し。
ネット上の声
- 映像がとにかく綺麗で、モノクロなのに光の表現がすごかった。おしゃれな映画かと思ったら、人間の執着とか孤独とか、結構ヘビーな内容で引き込まれた。世界観が独特で、今年一番かも。
- これは喰らった。すごい世界観。
- 主人公の内面が剥き出しになっていく終盤が圧巻。光と闇の対比が、そのまま心情を表してる感じ。
- 映像美は認めるけど、話がちょっと難解だったかな。全部主人公の妄想…?って感じで、考察好きにはたまらないかも。
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督木村太一
- 主演朝香賢徹