認知症の母と、介護する息子。失われゆく記憶の中で、母が本当に求めていたものは塩か、それとも砂糖か。
佐藤家の母・陽子は、少しずつ記憶を失っていく病を患っている。息子の太郎は、仕事を辞め、母の介護に専念する日々。陽子は時折、娘だった頃の記憶に戻り、太郎を「お兄ちゃん」と呼ぶ。そんな母の言動に戸惑いながらも、太郎は優しく寄り添い続ける。ある日、陽子は「猫にご飯をあげなくちゃ」と言い出すが、家には猫などいない。失われていく記憶の断片と、変わらない親子の愛情。切なくも温かい、家族の絆を見つめる物語。
ネット上の声
- 常識に挑む独創性と、意外なほど真っ当な映像センス。新しい邦画を求める映画好きなら見逃せない
- 楽しみにしてたやつ!だいぶ好きだった!最近心が忙しくて行くの迷ってたけど最終日行
- 登場人物全員病んでてイライラしてまさに静かな満員電車にいるような気分だったけど、
- 高い位置から撮影しているカットが多く(監視カメラ的な)、親子が相互にしているよう
コメディ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督小松孝
- 主演田村健太郎