13世紀、混沌のボヘミア。二つの盗賊一族の抗争に翻弄される乙女の運命を描く、チェコ映画史に輝く圧倒的映像叙事詩。
中世ボヘミアの厳しく荒涼とした大地。対立する二つの盗賊一族、コズリーク家とラザル家。ある日、コズリーク家の息子が、ラザル家の娘マルケータを誘拐。神に身を捧げるはずだった清純な乙女は、暴力と欲望が渦巻く非情な世界への転落。キリスト教と異教の価値観が衝突する時代を背景に、愛と憎しみ、信仰と裏切りが交錯。圧倒的なモノクロ映像美で描かれる、人間の根源的な姿。歴史の奔流に飲み込まれた少女の過酷な旅路の果て。
ネット上の声
- 物語がわかった上で観ると、とてつもなく面白いのかも
- プラハの春とロシア(当時はソ連)の存在
- 獰猛な中世ヨーロッパ
- 予告映像の上手さと宣伝文句に壮大な物を求めて観たが、残念であり眠気も伴いました。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間166分
- 監督フランチシェク・ヴラーチル
- 主演マグダ・ヴァーシャーリオヴァー