刑務所の囚人たちに演技を教えることになった俳優の奮闘を描いたフランス発のヒューマンドラマ。スウェーデンの俳優ヤン・ジョンソンの実体験をもとに、実在の刑務所で撮影を敢行した。売れない俳優エチエンヌは、刑務所の囚人たちを対象とした演技ワークショップの講師を依頼される。サミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」を演目に選んだ彼は、一癖も二癖もある囚人たちに演技を指導していく。エチエンヌの情熱はいつしか囚人たちや刑務所管理者の心を動かし、実現は困難とされていた刑務所外での公演にこぎつける。彼らの舞台は予想以上の好評を呼んで再演を重ねることになり、ついには大劇場パリ・オデオン座から最終公演のオファーが届く。「クイーンズ・オブ・フィールド」のカド・メラッドが主演を務め、「アルゴンヌ戦の落としもの」のエマニュエル・クールコルがメガホンをとった。2020年・第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション。
ネット上の声
- 囚人たちにとってのゴドー、エチエンヌにとってのゴドーとは誰だったのか?
- 演劇、戯曲に予備知識がなくても楽しめました。音楽の使い方が秀逸。
- 「ゴドーを待ちながら」を少し知っているだけでかなり楽しめる
- 色々な要素がちりばめられた素晴らしい作品だと思います。
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督エマニュエル・クールコル
- 主演カド・メラッド