『ジャッリカットゥ 牛の怒り』(2019)が日本でも話題となった、リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督の前作品。南西インドのケーララ州の漁村を舞台に、あるキリスト教徒一家の家長が突然死したことで起きる騒動を描く。ほぼ丸1日の物語だが、その中で家族、村人たちの関係性や感情があぶり出されていく。原題『Ee.Ma.Yau.』は「Eeso, Mariyam, Youseph(イエス様、マリア様、ヨセフ様)!」の略で、聖家族に呼びかける祈りの言葉である。2018年の第49回インド国際映画祭、第23回ケーララ国際映画祭等で監督賞を獲得したほか、多くの賞を受賞している。夕暮れ時、老人ヴァヴァチャンがバスで帰ってくる。何日かぶりの帰宅だが、妻ペンナンマや嫁エリサベート、娘アグニサはもうあきらめ顔。息子イーシは父と酒を飲み、祖父の死亡時には荘厳な葬儀を行ったと自慢する父に、「父さんの時も立派な葬式をやるよ」と約束する。ところが、機嫌よく昔演じた劇をやってみせていた父は突然倒れ、そのまま帰らぬ人に。女たちの嘆きの声に、近隣から皆が駆けつけてきた。呆然とするイーシを励まし、村の議員アイヤッパンは医師を呼びに行かせ、親戚や神父への連絡などを手配するが、問題が次々と起こってくる…。
ネット上の声
- 「人はいつか死ぬ
- キリスト教の前提知識はあるから理解できるだろうと観始めたが、、全然わからなかった
- 【妻や娘から疎まれている不在がちな酔っ払い家長が突然亡くなるが次々問題が勃発する
- 『ジャッリカットゥ 牛の怒り』『チュルリ』のリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国インド
- 時間---分
- 監督リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
- 主演カイナッカリ・タンガラージ