ある朝、突然家族のもとを去った母。彼女の旅と、残された父と子の生活。二つの視点が交錯する時、愛と喪失の真実が明かされる。
フランスの郊外。ある朝、クラリスは夫と二人の子供を残し、車で家を飛び出す。一人海辺の町へと向かう彼女の旅と、残された家族の日常。父と子だけで進んでいく時間。物語は、去った者と残された者の二つの視点を交互に映し出す。彼女はなぜ家を出たのか。断片的に挿入される過去の記憶、そして未来への想像。パズルのピースが一つずつはまっていくように、家族を繋ぐ愛と、胸を締め付けるほどの喪失の真実が、観る者の心を静かに揺さぶる。
ネット上の声
- わたしがわたしのことを使い果たすとき、たぶん記憶はぜんぶ消えてなくなる
- ただでさえ楽しくない内容を、不愉快な手法で見せる映画でした
- 映画が人を癒すように、自分のために物語をつくる
- 夫と二人の子供が眠っている間に家出をした主人公
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督マチュー・アマルリック
- 主演ヴィッキー・クリープス