恋人に別れを告げられた一人の女。鳴り響く電話と、残された一匹の犬。愛と絶望、そして解放を描く30分間の独白劇。
舞台は、まるで演劇のセットのような色彩豊かなアパートメント。美しいドレスをまとった一人の女が、3日間待ち続けた元恋人からの電話を待っている。傍らには、同じく主人の帰りを待つ一匹の犬。ついに電話が鳴り、彼女の心のダムが決壊。懇願、怒り、嫉妬、そして諦観。電話一本を介して、愛の終焉がもたらす感情の嵐が赤裸々に語られる。これは、過去に囚われた女の最後の抵抗か、それとも未来へ踏み出すための儀式か。観る者の心を揺さぶる、濃密な魂のモノローグ。
ネット上の声
- 【”貴方は必ず帰って来た。三日前までは・・。”恋人に捨てられた女性の見栄と本音の狭間にある怒り、哀しみ、無力感をティルダ・スウィントンが一人芝居で圧倒的な存在感で魅せる作品。】
- 演劇と映画の融合を試みる実験的手法を楽しめるマニア向き
- 犬の名は『ダッシュ』新しい名なのか?
- 30分なのに観応えあり
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国スペイン
- 時間30分
- 監督ペドロ・アルモドバル
- 主演ティルダ・スウィントン