「アギーレ・神の怒り」「ノスフェラトゥ」などで知られる鬼才ベルナー・ヘルツォークが、親交を結んだイギリス人紀行作家ブルース・チャトウィンの足跡を追ったドキュメンタリー。美術品のコレクター、考古学の研究生、ジャーナリストと、さまざまなフィールドで非凡な才能を発揮しながらも、1989年に48歳の若さで没したブルース・チャトウィン。彼が最終的に選択したのは、自らの足で旅をしながら小説を書く人生だった。南米の旅からデビュー作「パタゴニア」を書きあげ、アボリジニの神話に魅せられて中央オーストラリアを旅したチャトウィンは、当時は不治の病だったHIVに感染。87年に発表した「ソングライン」は、自らの死に方を探りながら書きあげた。そんなチャトウィンの生涯を、ヘルツォーク監督自身のナレーションにより、さまざまな人びとのインタビューを交えながら、全8章でつづっていく。
ネット上の声
- 岩波ホール最後の上映作品。
- 岩浪ホール有終の美を飾るに相応しい、本当の知、知ることとは何かを教えてくれる作品
- ヴェルナー・ヘルツォーク監督によるナレーションとブルース自身による自作の朗読も入
- 都市生活に浸りまくりの身としては、なんだか心が洗われて幼い頃の純粋さを取り戻すよ
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国イギリス
- 時間85分
- 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
- 主演ヴェルナー・ヘルツォーク