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同じバーに居合わせた2組の結婚報告が思わぬ事態に発展し、意外な人間関係や秘められた感情が暴かれていく様子をコミカルに描いた会話劇。関西を拠点に活動する中野劇団が2015年より上演してきた人気舞台劇を、同劇団主宰の中野守が脚本を手がけて映画化した。
長年の親友である田村の母親と結婚を決めた敦也は、その報告をするため田村をバーに呼び出す。お調子者の田村は報告しようとする敦也の言葉をさえぎり続け、敦也はなかなか言い出すことができない。田村は親友の結婚相手がまさか自分の母親だとは思わず、それが誰なのか当てようとゲスな質問を繰り返す。そんな彼らの様子を見ていたバーの常連客・槇島も、これから結婚の報告をするという。やがて槇島の待ちあわせ相手の尚実が現れ、槇島は彼女に自分の結婚披露宴でスピーチをしてほしいと依頼するが……。
「神さまの言うとおり」の高橋里央が敦也役で主演を務め、「花と雨」の岡本智礼が田村、テレビドラマ「新空港占拠」の市原朋彦が槇島、「こっぱみじん」の今村美乃が尚実を演じた。監督は「レンタル×ファミリー」の阪本武仁。
ネット上の声
- 久しぶりに劇場で大笑いした
- うるさいよwww
- 傑作の報告
- 関西のコメディ劇団、中野劇団のシチュエーションコメディ「結婚の報告」の舞台化
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間68分
- 監督阪本武仁
- 主演高橋里央
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台湾生まれ東京育ちの鈴木冴監督が、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の修了作品として手がけ、2019年に第24回釜山国際映画祭New Currents部門に正式招待されるなど、海外の映画祭でも上映されたドラマ。傷を負った少女と孤独な女性の不思議な逃避行を描いた。台湾人の母と暮らす14歳の玲は、言葉の壁にぶつかり日々DVを受けていた。暴力に耐えられず、家を飛び出した玲は、会社員の女性・葵に保護される。そんな葵も上司からセクハラを受け、会社になじめない毎日を送っていた。ある事件をきっかけに、玲と葵は共犯者として逃亡することになってしまう。2人は導かれるようにたどり着いた旅館で、不思議な共同生活をスタートさせる。玲役を映画初主演となる荒川ひなたが、葵役を「クレマチスの窓辺」の瀬戸かほがそれぞれ演じる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督鈴木冴
- 主演荒川ひなた
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ヒップホップアーティストのSEEDAが2006年に発表し、名盤と名高いアルバム「花と雨」を原案に、SEEDAの自伝的エピソードも交えながら、ひとりの青年の成長物語を描く。幼少期をロンドンで過ごした帰国子女の吉田は、閉塞的で村社会的な日本の空気になじめないまま高校生活を送っていた。いつしか学校から距離を置くようになった彼は、ヒップホップと出合い、ヒップホップを通じて自分を表現する場所や仲間を見つけていくが、ラップバトルでの敗北や仲間の裏切りになど、厳しい現実に再び自分を見失っていく。情熱を失った吉田は単なるドラッグディーラーに成り果て、逮捕され、さらなる悲劇に打ちのめされるが……。監督は「Perfume」や「水曜日のカンパネラ」などのミュージックビデオなどを手がけてきた映像ディレクターの土屋貴史。主演は「デイアンドナイト」「おいしい生活」などに出演した笠松将。
ネット上の声
- 言えなかった思い
- 全編にリアル感が有った
- サティスファクション
- 笠松さんがいい
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督土屋貴史
- 主演笠松将