台湾生まれ東京育ちの鈴木冴監督が、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の修了作品として手がけ、2019年に第24回釜山国際映画祭New Currents部門に正式招待されるなど、海外の映画祭でも上映されたドラマ。傷を負った少女と孤独な女性の不思議な逃避行を描いた。台湾人の母と暮らす14歳の玲は、言葉の壁にぶつかり日々DVを受けていた。暴力に耐えられず、家を飛び出した玲は、会社員の女性・葵に保護される。そんな葵も上司からセクハラを受け、会社になじめない毎日を送っていた。ある事件をきっかけに、玲と葵は共犯者として逃亡することになってしまう。2人は導かれるようにたどり着いた旅館で、不思議な共同生活をスタートさせる。玲役を映画初主演となる荒川ひなたが、葵役を「クレマチスの窓辺」の瀬戸かほがそれぞれ演じる。
ネット上の声
- 中学生と社会人の、年齢差の有る女性のシスターフッド映画という安易なカテゴリー分け
- 終始、はっとされる素晴らしいショットがあった
- 若き監督のチャレンジ精神とセンスは素晴らしい
- 一方的に傷つけられる不条理さ、女性
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督鈴木冴
- 主演荒川ひなた