全2作品。ラリー・ヤン監督が制作した映画ランキング

香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)はケガをきっかけに第一線を退き、現在は借金取りに追われながら中国の撮影所に住み込み、愛馬・チートゥとエキストラなどの地味な仕事をこなす日々を送っていた。ある日、チートウの元持ち主であった友人ワン(レイ・ロイ)の債務トラブルが原因で、チートゥが競売にかけられる危機に。困ったルオは疎遠になっていた一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)を頼る事にする。法学部の学生であるシャオバオは、恋人の新米弁護士ナイホア(グオ・チーリン)を紹介。だがシャオバオは、スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられずにいた。チートウに惚れ込んだ大企業の総裁で馬好きのホー(ユー・ロングァン)が、チートゥを買い取りたいと申し出るがルオは請け合わない。昔ながらの体を張った危険なスタントに固執する姿に反発したシャオバオとも溝ができてしまう。結局は裁判で負け、チートウをホーに譲る事になったルオ。シャオバオは、仕事にも家族にも命をかけることでしか愛を伝えられない不器用な父の為に愛馬を返して欲しいとホーに懇願するが・・・

現代中国の街角で、愛らしいペットたちが紡ぐ６つの物語。不器用な人々の心を繋ぐ、最高にキュートな感動作。

舞台は現代中国の大都市。ここに暮らす、世代も境遇も異なる６組の人々。彼らの日常に、かけがえのない変化をもたらしたのは、愛くるしいペットたちの存在だった。好きな女性の飼い猫の世話をする青年、盲導犬と生きる孤独な男性、娘との絆を取り戻そうと子ブタを飼う父親。言葉を話せない動物たちが、不器用な飼い主たちの心を解きほぐし、恋や友情、家族の愛を育んでいく。ペットと人が織りなす心温まるエピソードの数々が、やがて一つの大きな愛の物語へと繋がる。