黒澤明『生きる』を英国でリメイク。余命宣告を受けた堅物役人が、人生の最後に輝きを求め奔走するヒューマンドラマ。
舞台は1953年のロンドン。役所の市民課長ウィリアムズは、長年無気力な日々を送るだけの男。ある日、彼に下された末期癌の診断。人生の空虚さに直面し、自らの余命がわずかだと知った彼は、初めて死を意識する。これまで無意味に過ごしてきた時間を取り戻すかのように、彼は最後の情熱を燃やす決意。それは、市民から陳情されていた小さな公園の建設。役所の縦割り行政という壁に、たった一人で立ち向かう彼の最後の奉仕。
ネット上の声
- 黒澤版も好きだけど、このリメイクは本当に見事。毎日同じことの繰り返しで、何のために働いてるんだろうって思うことがあるけど、この映画を観てハッとさせられた。ビル・ナイの演技が心に沁みる。
- めちゃくちゃ泣いた。
- とても上品で、静かな感動がある映画でした。主演の方の演技が素晴らしくて、余韻がすごいです。
- 良い話なのは間違いないんだけど、ちょっと展開が単調で眠くなってしまったかな。原作ファンは楽しめるかも。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イギリス,日本
- 時間103分
- 監督オリヴァー・ハーマナス
- 主演ビル・ナイ