東日本大震災と原発事故により無人の地となった福島県浪江町の請戸地区を舞台に、地域に根ざした苕野神社(くさのじんじゃ)の再建と、そこに込められた人々の思いを記録したドキュメンタリー。
福島第一原子力発電所から北へ約7キロの場所に位置する請戸地区。2011年に発生した東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受け、原発事故の影響で住民たちは県内外への避難を余儀なくされた。災害危険区域に指定され誰も住めなくなったこの土地に、1300年以上の歴史を誇る苕野神社が再建されることになった。再建に携わる元住民たちや請戸に伝わる伝統芸能を継承する人々に取材を行い、未来へと受け継がれる祈りと記憶を力強く描き出す。
監督は、劇映画「Bridal, my Song」などで知られ、震災前から13年間にわたり福島を撮影し続けてきた板橋基之。福島県いわき市出身の俳優・富田望生がナレーションを務め、「舟を編む」などの作曲家・渡邊崇が音楽を手がけた。
ドキュメンタリー
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督板橋基之
- 主演---