絵を描くことをやめた美術部員。彼女の心を再び動かしたのは、船で絵のモチーフを創る、奔放な転校生だった。
夏を間近に控えた海辺の町の高校。美術部員の朔子は、ある事件をきっかけに絵が描けなくなっていた。そんな彼女の前に現れた、奔放でミステリアスな転校生、西原。廃船をアトリエ代わりに独創的な作品制作に没頭する西原に惹かれ、朔子は彼女を「ミューズ」として再び筆を執ることを決意する。しかし、創作を通して二人の関係は複雑に変化し、朔子は憧れと嫉妬、そして自分自身の才能への葛藤に苦しむ。沈みゆく船と、揺れ動く少女たちの心。瑞々しい感性で描かれる、アートと青春の物語。
ネット上の声
- 自分って何者なんだろうって誰もが悩む思春期の葛藤が、すごくリアルに描かれてて胸がギュッとなった。でも最後には希望が見える、爽やかで瑞々しい作品。主演の子の表情が忘れられないです。
- 静かだけど、心に深く刺さる映画だった。創作の苦しみと喜びが伝わってきて、自分も何か作りたくなったな。
- めっちゃ良かった!共感しかない。
- 雰囲気は好きだけど、ストーリーの展開が少しゆっくりかな。ハマる人にはハマると思う。役者さんたちは良かった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督淺雄望
- 主演上原実矩