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商業デビュー作「裸足で鳴らしてみせろ」が国内外から注目を集めた工藤梨穂がオリジナル脚本を書いて監督を務め、“誰かを演じる”ことによって運命的に交錯する男女3人の旅をみずみずしく描いた青春映画。
依頼人の親族や恋人、友人を演じて冠婚葬祭などに出席する代理出席屋を生業にする女・城野譲。行きつけの中華料理屋の店員・三枝南平は、そんな彼女に恋心を抱いている。8月のある日。代理出席屋の仕事で葬儀場を訪れた譲は、夢でみた見知らぬ男・長谷薫と出会う。実は薫は南平の親友で、5年前に失踪していた。再会を喜ぶ南平に、薫は恩師の葬儀で“いづみ”に再会できたと話す。しかしそこに現れたのは、彼らの旧友・いづみになりすました譲だった。喜ぶ薫に真実を言いだせない南平は、譲にいづみのふりを続けるよう依頼。3人はそのまま刹那的な旅に出るが……。
「オーファンズ・ブルース」の村上由規乃が譲、「裸足で鳴らしてみせろ」の諏訪珠理が南平、「PLASTIC」の藤江琢磨が薫を演じた。シンガーソングライターのsomaが音楽を担当。
ネット上の声
- 夏の光と影の使い方が本当に綺麗だった。セリフは少ないけど、登場人物たちの気持ちが伝わってきて切なくなった。
- 雰囲気はすごく良かったけど、ストーリーがちょっと分かりにくかったかな。考察サイト見てみますw
- アイデンティティってなんだろうって考えさせられた。
- 最高の夏。
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間40分
- 監督工藤梨穂
- 主演村上由規乃
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世界の音を収集する青年と盲目の女性。二人が音だけで旅をする、瑞々しくも切ないボーイ・ミーツ・ガール。
舞台は現代の日本。青年・直己は、カセットテープに世界の様々な音を録音することが趣味。ある日、彼は事故で目が見えなくなった女性・美智と出会う。外に出ることを恐れる彼女のため、直己は「音で世界を旅させる」ことを思いつく。波の音、踏切の音、街の喧騒。二人は録音した音を頼りに、想像の中で世界中を旅する。次第に心を通わせていく直己と美智。しかし、彼らのささやかな世界にも、やがて現実の時間が迫ってくる。音で紡がれる、儚く美しい愛の物語。
ネット上の声
- 近年のぴあ最大の駄作
- 『オーファンズ・ブルース』を観たときちょうどこの映画が公開され始めた頃で、それか
- 音の映画であると同時に、足と手をめぐる映画
- 素晴らしい映画でした ずっと残っています
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督工藤梨穂
- 主演佐々木詩音
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失われゆく記憶に苦悩しながら幼なじみを探す女性の旅路を描き、ぴあフィルムフェスティバル2018グランプリを受賞したロードムービー。夏が永遠のように続く世界で生きるエマ。記憶が欠落する病を抱える彼女は、常にノートを持ち歩いて些細なことでもメモをしている。そんな彼女のもとに、行方不明の幼なじみヤンから象の絵が届く。消印を手がかりにヤンを探す旅に出たエマは、ヤンの弟バンら関わりのある人々に出会う。しかし旅が進むにつれ、エマの記憶の欠落は加速していき……。主演は「赤い玉、」「クマ・エロヒーム」の村上由規乃。
ネット上の声
- 昨日見た「思い立っても凶日」に出演されていた女優さん、村上由規乃さんが良かったの
- 「スワローテイル」をリスペクトしてないか!
- さまよえる孤児たちに惹きつけられる
- さまよえる孤児たちに惹きつけられる
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督工藤梨穂
- 主演村上由規乃