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永井荷風の小説「つゆのあとさき」を原案に、男たちを相手に奔放さとしたたかさで生き抜こうとする女性たちの姿を描いたドラマ。昭和初期の銀座のカフェーを舞台にした原作から、舞台をコロナ禍の渋谷に置き換えて描いた。
キャバクラで働いていた琴音は、新型コロナウイルスのパンデミックによる店の休業で家賃が払えなくなり、一緒に住んでいた男に家財を持ち逃げされしまう。行き場を失った琴音は出会い系喫茶で男性客相手にパパ活をすることで、なんとか日々の生活を続けている。そんな日々のなか、琴音は出会い系喫茶で女子大学生のさくらと出会う。生真面目で何事も重く受け止めてしまうさくらと、面倒な客に絡まれたり、ネットで中傷などをされたりしながらもあっけらかんと生きている琴音。性格もなにもかもが正反対ながらも不思議とウマが合う2人は次第に友情を深めていく。
主人公の琴音役を約200人のオーディションから選ばれた新人の高橋ユキノが演じる。さくら役は「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」「永遠が通り過ぎていく」などに出演してきた西野凪沙。監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平。
ネット上の声
- 濡れぬ先こそ露をも厭え
- 素敵な映画でした。
- 男って情けね〜な
- この映画は、日本の現代社会を鋭く切り取った作品で、そのテーマは「パパ活」です
青春
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督山嵜晋平
- 主演高橋ユキノ
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二人暮らしをしている、幾島縁奈(25)と出水朝陽(25)。二人は家族でも恋人でもなく友達である。好きな本やインテリアに囲まれて楽しく暮らしているが、周囲からは「付き合っているんでしょ?」と恋人に見なされたり、「遊んでられるのも今のうち」と期間限定の関係だと決めつけられたりする。二人の関係が疑われ、軽んじられる言葉に怒りを感じ、やるせなさに傷ついてしまう。自分たちの存在を証明するための物語。
ネット上の声
- 絵はとても綺麗で、セリフも違和感なくてとっても観やすかったけど、あまり乗れません
- 洗濯ってむかつくよね〜と言いながらも、洗濯物がたまれば洗濯をするし、日々の生活は
- 共感できるところもあったけど、急に感情MAXでブチ切れみたいなの笑っちゃった
- キネカ大森ににて「パルマセレクション」の3本立ての一本として鑑賞
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督浅田若奈
- 主演高橋ユキノ
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2019年カナザワ映画祭の「期待の新人監督」に入選した「カミング、バック」など、自主制作で短編作品を手がけてきたシェーク・M・ハリスの初長編監督作品。これまでは同世代の若者が抱える鬱屈した感情や自我を描いてきたハリス監督が、うだつのあがらない四十路の男を主人公に描いたブラックコメディ。地位も名誉も金もない、40歳の田之上隆二は、セクハラでバイトをクビになった日に中学の同窓会の案内が届く。さらに、ほぼ同時にマッチングアプリで連絡を取り合っていた女性の紫アカネから、直接会わないかというメッセージが届く。下心丸出しで待ち合わせ場所に向かった隆二は、アカネから、1000万円を報酬に父親を殺してほしいという驚くべき依頼を受ける。後日、中学の同窓会に参加した隆二は、初恋相手の千聖と、かつて隆二と千聖をいじめていた土田勝徳と再会する。その日を境に、隆二の日常は急激に変化していく。
ネット上の声
- ポンコツの証明
- 自己中心的な内容に辟易してインディーズ映画からしばらく遠ざかってたけど、これは良
- 反射する部屋のカット、影が強く感じるカット、画面を半分以上占めるほどの人・物の裏
- 会話が上質だしその会話が繰り広げられてるロケーション良すぎだね
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督シェーク M ハリス
- 主演橋本一郎