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「草の響き」などに出演した俳優の林裕太を主演に、バーに間借りしたカレー屋で美味しいカレー作りに没頭する青年と、彼を取り巻く人々との人間模様を描いた。
都内のバーを間借りしてカレー屋を営業する杉田泰通は、3人の女性に恋をしていた。ひとりは大学時代の先輩の涼子、もうひとりは食材を配達してくれるリピ、そして最後のひとりはバーのマスターの妻である希だ。彼はその秘めた思いを自主制作のラジオ番組に送り、パーソナリティのマイケルとリスナーだけに打ち明けていた。このまま3人とは変わらぬ関係で、平凡な日々が続いていけばそれでいいと思っていたある日、希の夫である風源から思いも寄らない電話がかかってくる。
監督・脚本はこれが長編初作品となる増田嵩虎。
ネット上の声
- ずっと浸っていたい、永遠に主人公を観てたい作品
- カレーとラジオとこじれた片想い
- 大人って勝手にエロくてズリィと思っているのかい、そこのガキよ、君がエロいから私を
- 日本映画学校から東京藝大大学院(坂本裕二ゼミ)という若者=増田嵩虎(戦国武将みた
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督増田嵩虎
- 主演林裕太
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22歳で夭逝した大正時代の画家・村山槐多の作品に魅せられた現代の若者たちが、槐多の作品を独自の解釈で再生させていく姿を描いたアバンギャルド・エンタテインメント。
村山槐多の絵画「尿する裸僧」に魅入られた法月薊が「村山槐多を知っていますか?」と街頭インタビューをしていると、「私がカイタだ」と答える男・槌宮朔に出会う。特殊な音域を聞き取る能力を持つ朔は、過去から槐多が語りかけてくる声を何度も聞くうちに神経を侵食され、自らを槐多と思い込むようになっていた。朔が加工する音は同じく特殊な能力を持つ者にしか聞き取れないが、それぞれ予知能力、透視能力、念写能力、念動力を持つ若者4人のパフォーマンス集団がそれに感応する。
「佐々木、イン、マイマイン」の遊屋慎太郎が朔、「背中」の佐藤里穂が薊を演じる。ピンク映画出身で「ピンク四天王」の1人に数えられる佐藤寿保が監督を務め、「乱歩地獄 芋虫」「眼球の夢」でも佐藤監督と組んだ夢野史郎が脚本を担当。
ネット上の声
- ツッコミどころはあるが、いいシーンも多数。それだけに…
- 佐野史郎がどうなったのか気になって仕方がない
- 槐多どこよ
- かつて刊行されていた雑誌「日本版スターログ」のいつぞやの号で、日本の名だたる文豪
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督佐藤寿保
- 主演遊屋慎太郎
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「海辺の生と死」「愛の小さな歴史」などで人々の生と性を独自の視線で描いてきた越川道夫監督が、恋人に去られた女性の心の内を描いた人間ドラマ。
ある日突然、恋人のショウイチロウが目の前から姿を消してしまった30歳の女性ハナは、それ以来、ショウイチロウの親友だったアカツキと関係を結んでいる。去っていった男の背中と海辺の風を感じながら、ショウイチロウのことを待ち続けるハナ。そしてアカツキもまた、ハナと関係を結びながらも、ショウイチロウのことを捜していた。
ハナ役は、これが映画初主演となる佐藤里穂。アカツキ役は、ドラマ「僕の大好きな妻!」「ぴーすおぶけーき」などで活躍する落合モトキ。ハナのもとを去っていった男・ショウイチロウは、「あざみさんのこと 誰でもない恋人たちの風景 vol.2」「二十六夜待ち」などで越川監督作品の常連になっている嶺豪一が演じた。
ネット上の声
- 公式ホームページのあらすじ紹介に「新維新気鋭の女優」なんて誤字が平気で放置されて
- 行方不明の親友の彼女と恋仲になったにも関わらず、親友が見つかって“また昔みたいに
- 精神的なストレスから現実と妄想がぐちゃぐちゃになっていく描写は面白かった
- 越川監督の「誰でもない恋人たちの風景」シリーズが好きだったので鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督越川道夫
- 主演佐藤里穂