4人の女性監督が、それぞれ人形をモチーフに生きづらさを感じている女性たちを描いた作品で構成されたオムニバス映画。
上司から受けているハラスメントに苦しむ姉を見て、姉に代わり復讐しようとする妹の姿を描いた「怒れる人形」(海上ミサコ監督)、人形と暮らす女が人形と暮らす男と出会う、ボーイミーツガールの物語「Doll Woman」(大原とき緒監督)、将来に悩む11歳の女の子が、田んぼで拾った手のひらサイズの女性像をきっかけに生きる道しるべを見いだす「JOMON わたしのヴィーナス」(西川文恵監督)、女らしさとは何か、女性であることとはどういうことか、現実と虚構の間を行き来しながら女性の表象について考察する「オンナのカタチ ヒトの形をして生まれながらも存在消されしモノの情景」(吉村元希監督)の4作品で構成される。
本企画の発起人でプロデューサーも務めた大原とき緒監督が2022年に手がけた短編「Bird Woman」(21分)が併映。
ネット上の声
- 痴漢に対するために鳥の扮装をするのが広まってゆくというストーリーが刺さった
- 一緒に上映された『Bird Woman』、舞台挨拶での佇まいなど含めて、大原とき
- 私は本作の企画タイトルをみてイプセンの『人形の家』を想起した
- 『Bird Woman』が素晴らしすぎる
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督海上ミサコ
- 主演紀那きりこ