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会社員として働きながらも映画制作を続け、「いきうつし」「ぬけがら」などの作品で高い評価を受ける田中晴菜監督が手がけた短編作品。
亡くなった祖父が営んでいた駄菓子屋兼住居を取り壊すことになり、遺品整理をしていた大吾のもとに、滅多に実家に帰ってこない弟の蒼馬がやってくる。緊急事態宣言期間中に行われた祖父の葬儀にも蒼馬は参列しなかったことから、2人の間には隔たりができていた。そんな蒼馬が、幼い頃に店の売り物のカンロを勝手に食べてしまい、代金が払えない代わりに祖父に渡した「何か」を探していたが、そのまま姿を消してしまい……。
池袋シネマ・ロサの特集「幸福な装置 田中晴菜監督特集上映」にて、田中監督の他の短編4作品(「いきうつし」「ぬけがら」「Shall we love you?」「幸福な装置」)とあわせて劇場公開。
ネット上の声
- またも長回しすごいしカメラの位置が絶妙すぎる…
- 1シーン1カットで亡き父の思い出を兄弟で語る物語
- 田中晴菜監督『甘露』(2023)
- 2023.12.13 Vimeo
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間11分
- 監督田中晴菜
- 主演岡慶悟
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東京で生きる一組のカップルの真摯で不器用な恋を描き、第22回TAMA NEW WAVEコンペティション部門で特別賞を受賞したドラマ。
東京に暮らすマアサとカイは恋人同士で、ケンカが絶えないながらも日々を楽しく、自由に時間を過ごしている。地元の友人アキとの再会を楽しみ、自分たちの未来に思いをはせる2人。しかし、マアサはカイの知らない誰かと寝ていた。不器用な愛をぶつけるカイと、それでも孤独を感じてしまうマアサ。それぞれの時間が過ぎていくなか、アキが突然失踪したとの連絡が届く。
マアサ役は舞台から映画、CMと活動の場を広げる二田絢乃、カイ役は「ぬけがら」の田中一平、アキ役は「東京バタフライ」「片袖の魚」など数多くの映画に出演する黒住尚生。
ネット上の声
- 人間の曖昧さを全力で肯定するという感覚で優しさのすべてというタイトルが腑に落ちた
- お互いがなんでお互いのことを好きかがあまり伝わってこず、なぜ別れないのか…という
- で、結局なんなん?とか何が言いたいの?とか何を伝えたいの?みたいなのは不明瞭であ
- いい映画をみて、いい本を読んでいるんだろうなという感じがするが、映画をつくりたい
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間51分
- 監督安達勇貴
- 主演二田絢乃
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新人監督の田中晴菜が、喪失感を抱える人々が雨の中で邂逅する姿を描いた短編作品。ある朝、何かの気配を感じて目を覚ましたひばりは、庭で蛇のぬけがらを見つける。彼女の時間はある日を境に止まったままで、戻りゆく日常を受け入れられずにいた。ひばりは夫が玄関先に置いて行った弁当を持って家を出る。やがて雨が振り始める。煙草屋の軒先で雨宿りをしていた太一は、ひばりに借りた黄色い傘を媒介に白昼夢を見る。出演は「書くが、まま」の長谷川葉生、「アイニ向カッテ」の田中一平。池袋シネマ・ロサの「新人監督特集vol.7」にて、同監督作「いきうつし」と併映。
ネット上の声
- 朝、雨戸を
- 登場人物は少ない短編ですが、見知らぬ男との傘を通しての出逢いによって、過去の姿を
- 田中晴菜監督特集『いきうつし/ぬけがら』『幸福な装置』シネマロサのスクリーンにて
- 演出的にも内容的にも量産型のインディーズ映画だな…としか感じられませんでした
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督田中晴菜
- 主演長谷川葉生
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無駄に礼儀正しく、ちょっとだけおばかな主人公・タクロウが、金髪の浩子、トイレの田村、赤ジャージのマティアス、剛田パイセン、ヒロシを探す女など、何かと癖のある人たちに絡み絡まれる。65分間無駄だらけの脚本なしオールアドリブヒューマンコメディ。
ネット上の声
- 観た時間は間違いなく無駄やったよね!なれる有言実行な作品
- 全編アドリブで撮影されてるからかゆるゆるな雰囲気で仕事終わりに電車で観るのにちょ
- 無駄だなぁって思いながらこの映画を見ている時間、1秒1秒をだらだらと感じるのは悪
- 時間を無駄にしたな〜っていうのがこの映画にとっては褒め言葉のような気もする
コメディ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督JUNPEI SUZUKI
- 主演工藤孝生
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これまで自主制作映画やミュージックビデオなどを手がけ、これが長編初作品の高山康平監督が、夢と現実や愛と依存のはざまで揺れる人々の姿を描き、第13回大阪アジアン映画祭でも上映された人間ドラマ。同郷の泰子と東京で同棲している漫画家の昭輔は、泰子の献身的なサポートもむなしく一向に筆が進まず、酒の量も増えて次第に依存症になっていく。そして最近は、眠りにつくと、かつて同棲していた佐和子の夢をよく見ていた。昭輔は佐和子を裏切り、泰子と2人で上京してきたのだが、そんな泰子との生活も近頃では破綻しかけている。そんなある日、母が危篤との連絡が入り、昭輔は故郷へと戻ることになるが……。
ネット上の声
- よく分からなかった、というのが正直なところ
- 何かに縋ること自体が悪いとは思わないが、現実逃避と息抜きは違うと思う
- 過去や現実から目を背けたいとき酒に溺れ、自分なんてダメダメなのだと
- 漫画家の主人公はアルコール依存症のため仕事もままならない
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間76分
- 監督高山康平
- 主演田中一平
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かつての恋人が結婚することを知った和也。悶々とした気持ちを抱えたまま歩いていた彼は、公園でブランコに揺られる台湾人の女性・月華と出会う。互いに寄り添い、とりとめのない日々を送るなかで、少しずつ和也の心の傷も癒えていくが…。
ネット上の声
- 大人になってしまったからか、あんまりこういう類いの話を好んで見なくなってしまった
- なんか全体的に、俗に言う"エモい"を狙いすぎててちょっとしんどかったです(笑)見
- 太陽を感じないというか、セロトニン出ない感じの映画に興味がなくなっているな
- この監督の作品いくつか見てるけど出てる役者さん本当に全員ツボ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間36分
- 監督石橋夕帆
- 主演田中一平
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ある休日、ある恋人同士の物語。何気ない日常、いつも通りの会話の中に垣間見える“言葉にしがたい感情”。恋人たちは普段と変わらぬ時を過ごしながら、普段とは違う別れに向かって時を進めていく。そしてそこにはただ、美しい水の情景が広がる。
ネット上の声
- 昨年の「朝がくるとむなしくなる」も素晴らしかった石橋監督のんやから観たが……
- ドラマ『僕らの食卓』の監督脚本陣のひとり石橋夕帆監督のショートフィルムフェスティ
- 魚食べる男と肉食べる女いいなって思ったけど肘ついて食べるのよくないよくない
- ご飯食べるのに肘ついたり皿押さえなかったりするのがめちゃくちゃ気になった
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督石橋夕帆
- 主演篠田光里