児童養護施設を抜け出した少年が、社会の片隅で出会った人々との交流を通して居場所を求める魂の彷徨。
舞台は現代の日本。児童養護施設で暮らす中学生の優太は、母に会いたい一心で施設を脱走。しかし、母は新しい恋人と暮らし、優太の居場所はどこにもなかった。絶望の中、彼は軽トラで生活するホームレスの男・坂本と出会う。坂本との奇妙な共同生活の中で、優太は初めて心の安らぎを見つけ始める。さらに、自分と同じように社会から疎外された少女・詩織とも心を通わせていく。しかし、彼らのささやかな日常は、ある出来事をきっかけに脆くも崩れ去っていく。少年が社会の不条理に抗い、自分の存在を証明しようとする姿を描く衝撃作。
ネット上の声
- 【”火は自分の心を映し出す・・。”ラスト、優太が、氷の様な静かな怒りの眼で、刑事に向かって言った言葉が突き刺さった作品。白鳥晴郁君、役者続けて欲しいなあ・・。】
- 松本優作監督の恵まれた商業映画デビュー作。ただし話にはいろいろ難が
- こんな薄気味悪いを作ってしまったのは『ぜんぶ、演出家のせい』
- 救われない者たちへの鎮魂歌
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督松本優作
- 主演白鳥晴都