1990年代の怪獣映画にオマージュをささげ、着ぐるみの怪獣とミニチュアを用いた特殊撮影という旧来の特撮映画の手法を取り入れて製作された短編アニメーション。監督は、特撮映画の造形スタッフを経て、これが商業映画の監督デビューとなる佐藤大介。劇中に登場する怪獣ネブラの着ぐるみを、ゴジラシリーズや昭和ガメラシリーズなどの造形を手がけてきた村瀬継蔵が担当している。明治42年。山に囲まれた九州の町に帰ってきた少年・栄二は、そこで目の見えない少女・多紀理(たきり)と出会う。そしてある霧の夜、栄二は山の湖に住む盲目の巨大な怪獣「天乃狭霧(ネブラ)」と多紀理が一緒にいる姿を目撃する。人知れず生きてきた多紀理とネブラの存在は、やがて町の人々にも知られてしまい……。
ネット上の声
- 世界観が怪しくて、かつ妖しくて良かった。
- 当然の帰結なのかもしれない。
- 閉鎖的な村に伝わる言い伝えと古い慣習を神と外国人差別に結びつけたストーリーだと思
- CGやアニメではないからこそ趣があって個人的には雰囲気もとても好きだった
ファンタジー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間35分
- 監督佐藤大介
- 主演井上優