埼玉に暮らす17歳のクルド人少女。在留資格を失った彼女が、国境線の上で揺れ動きながらも自分の居場所を探す、切実な青春物語。
現代の日本、埼玉県。幼い頃から日本で育ったクルド人の高校生サーリャは、学校の先生になることを夢見るごく普通の17歳。しかしある日、一家の難民申請が不認定となり、在留資格を失ってしまう。アルバイトは禁止され、住み慣れた県外への移動も許されない。当たり前だった日常が音を立てて崩れていく中、父は入管施設に収容され、彼女は幼い弟妹の面倒を見ることに。そんな絶望的な状況で出会った日本の少年・聡太への淡い恋心と、自分の境遇を打ち明けられない葛藤。自分の居場所を求め、厳しい現実に立ち向かう彼女の決断。
ネット上の声
- 主人公の女の子の気持ちを考えると、胸が締め付けられるようだった。日本で起きている現実だと知って、色々考えさせられました。主演の嵐莉菜さんの演技が本当に素晴らしかったです。
- これは映画だけの話じゃない。現実の問題として知るべき。
- 主演の子がめちゃくちゃ綺麗。ストーリーも感動した。
- テーマはすごく重要だと思うけど、映画としては少し淡々と進む感じかな。見ていて結構しんどい気持ちになりました。でも見る価値はある。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督川和田恵真
- 主演嵐莉菜