「アンナと過ごした4日間」「出発」などで知られるポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキが7年ぶりに長編映画のメガホンをとり、一頭のロバの目を通して人間のおかしさと愚かさを描いたドラマ。
愁いを帯びたまなざしと溢れる好奇心を持つ灰色のロバ・EOは、心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていた。しかしサーカス団を離れることを余儀なくされ、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。その道中で遭遇したサッカーチームや若いイタリア人司祭、伯爵未亡人らさまざまな善人や悪人との出会いを通し、EOは人間社会の温かさや不条理さを経験していく。
伯爵未亡人役に「エル ELLE」のイザベル・ユペール。2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で審査員賞を受賞。第95回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。
ネット上の声
- 動物の命の重みを感じる
- 流離うロバがそのつぶらな瞳に映し出すものとは?
- 凡百の会話劇より雄弁な、ロバの瞳に映る世界
- 【ロバは道無き道を往く】
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ポーランド,イタリア
- 時間88分
- 監督イエジー・スコリモフスキ
- 主演サンドラ・ドルジマルスカ