-
尾野真千子の4年ぶりとなる単独主演映画で、「舟を編む」「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督による人間ドラマ。7年前、理不尽な交通事故で夫を亡くした母と子。母の田中良子はかつて演劇に傾倒していたことがあり、芝居が得意だった。ひとりで中学生の息子・純平を育て、夫への賠償金は受け取らず、施設に入院している義父の面倒もみている。コロナ禍により経営していたカフェが破綻し、花屋のバイトと夜の仕事の掛け持ちでも家計は苦しく、そのせいで息子はいじめにあっている。そんな彼女たちが最後まで絶対に手放さないものがあった。社会的弱者として世の中の歪みに翻弄されながらも信念を貫き、たくましく生きる母の良子を尾野が体現。息子の純平役を「ミックス。」の和田庵が演じるほか、片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏らが顔をそろえる。
ネット上の声
- 生きながら殺される。コロナ時代の悲痛な叫びを可視化した超重要作
- 石井裕也監督と尾野真千子の共犯関係で成り立った傑作
- だいじょばない
- 盛りだくさん
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督石井裕也
- 主演尾野真千子
-
トランスジェンダーとシスジェンダーのカップルがたどる10年間を描いたラブストーリー。ユイとトランスジェンダーの真也は出会ってすぐに惹かれ合う。恋愛をし、いずれ結婚をして家庭をつくり、ともに人生を歩んでいきたいと願う2人だったが、現実には、そのためにひとつひとつクリアしていかなければならない課題が多くあった。時にすれ違い、別々の道を歩むことになった2人はやがて再びめぐり会う。そして愛を確かめ合った2人は、ある決断をする。監督は自身もトランスジェンダーであり、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011で自伝的作品「僕らの未来」が審査員特別賞を受賞するなど、高い評価を受けた飯塚花笑。トランスジェンダーの真也を支えていくユイ役を「茜色に焼かれる」の片山友希が務め、幼いころから違和感を抱えていた自身の性と向き合い、自分らしく生きようとする真也を「弱虫ペダル」「スパイの妻」の坂東龍汰が演じた。
ネット上の声
- 【”トランスジェンダーとの恋” アッという間に物事が進んでいく、粗い脚本ながら、制作者の想いは伝わってきた作品。】
- 描くべきところ違くないか?と違和感を持ちつつも、これこそがリアルなのかなと思った
- 周囲の無理解や偏見に対するというよりは、当事者たちがそれぞれ不器用に下手くそに自
- 今までこういうテーマを観たことなかったから初めて知ることや気づくことが多かった
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督飯塚花笑
- 主演片山友希
-
「おいしい家族」のふくだももこ監督が同作でもタッグを生んだ松本穂香を再び主演に迎え、自身の小説を原作に描いた青春映画。ふくだ監督が執筆した小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」の2作品を、「リンダ リンダ リンダ」「聖の青春」「愚行録」などを手がけてきた脚本家の向井康介がひとつの物語に再編し、閉塞的な地方都市に生きる若者たちの、危うくはかない日々を描いた。大阪のとある町。深夜の住宅地で、高校生に中年の男が殺害される事件が起こる。町に暮らすの高校2年生のえんは、彼氏をころころ変える親友の琴子と退屈な日々を送っていたが、琴子がサッカー部のナリヒラ君に一目ぼれしたことで、2人は徐々にすれ違うようになっていく。 同じ高校に通うジュンは、母が家を出ていったことを無視し続ける父親に何も言えぬまま、放課後のショッピングモールで時間をつぶしていた。東京から転校してきた伊尾と会ったジュンは、求めるものもわからぬまま伊尾と体を交わすようになるが……。
ネット上の声
- 若手女優3人の自然体と関西弁が好ましい
- 高校生の痛々しさの解像度が高くて終始小っ恥ずかしさもあれど話の構成が綺麗で完走で
- 私が高校生だったのもたった数ヶ月前のことなのにあの時のなんでもうまくいくと思って
- 中田青渚×松本穂香の組み合わせがいつかの宮崎あおい×蒼井優みたいでスゴく瑞々しく
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督ふくだももこ
- 主演松本穂香
-
映画「インスタント沼」やドラマ「時効警察」シリーズの三木聡監督がメガホンをとり、成田凌と前田敦子の共演で描く異世界アドベンチャー。
スランプ中の売れない脚本家の加藤は、恋人ジグザグの飼い犬・ケルベロスに脚本執筆の邪魔をされ、腹立ちまぎれにケルベロスを山奥に捨ててしまうが、後味の悪さからケルベロスを探しにふたたび山へと入っていく。その途中でレンタカーが突然故障し、立ち往生してしまった加藤は霧の中にたたずむコンビニ「リソマート」で働く妖艶な人妻・惠子に助けられる。惠子の夫でコンビニオーナーの南雲の家に泊めてもらうことになった加藤は、とりあえず難を逃れたかと思われたが、その時すでに、彼は現世から切り離された異世界に入り込んでしまっていた。
加藤役を成田、惠子役を前田が演じるほか、六角精児、片山友希、岩松了、渋川清彦、ふせえりらが顔をそろえる。ジャパンタイムズで日本映画の批評を行う映画評論家でプロデューサーのマーク・シリングが企画・考案したオリジナルストーリーをもとに、三木監督が脚本を手がけた。
ネット上の声
- 変なコンビニエンス・ストア
- コンビニから異世界へ
- 最悪でした!
- 失笑系小ワザ
ファンタジー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督三木聡
- 主演成田凌