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ロシアに実在した伝説のバンド「キノ」のボーカルと、その才能を見いだした妻をモデルに、自由と音楽を追い求めた若者たちの姿を描き、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された青春映画。1980年代前半、西側諸国の文化が禁じられたソ連時代のレニングラード。アンダーグラウンドではレッド・ツェッペリンや T・レックスといった西側のロックスターたちの影響を受けたロックの息吹が芽生えようとしていた。そのシーンで人気を博していたバンド「ズーパーク」のリーダー・マイクのもとにロックスターを夢見るヴィクトルが訪ねてくる。ヴィクトルの才能を見いだしたマイクはともに音楽活動をスタートさせるが、マイクの妻ナターシャとヴィクトルの間に淡い恋心が芽生え始めていた。無実の容疑で拘束されロシア政府の監視下にあるキリル・セレブレンニコフ監督が、1年半の自宅軟禁の中で完成させた。カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞。
ネット上の声
- ロックの映画というより回顧趣味映画
- オープニングを見てくれ!
- UK・USロックへの憧憬
- サイコキラー
音楽、 青春
- 製作年2018年
- 製作国ロシア,フランス
- 時間129分
- 監督キリル・セレブレニコフ
- 主演ユ・テオ
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19世紀ロシアの天才作曲家ピョートル・チャイコフスキーと彼を盲目的に愛した妻アントニーナの残酷な愛の行方をつづった伝記映画。ロシアではタブー視されてきた「チャイコフスキーが同性愛者だった」という事実と、「世紀の悪妻」の汚名を着せられたアントニーナの知られざる実像を、史実をもとに大胆な解釈を織り交ぜて描き出す。
女性の権利が著しく制限されていた19世紀後半の帝政ロシア。かねて同性愛者だという噂が絶えなかった作曲家チャイコフスキーは、世間体のため、熱烈な恋文を送ってくる地方貴族の娘アントニーナと結婚する。しかし女性に対して愛情を抱いたことのないチャイコフスキーの結婚生活はすぐに破綻し、愛する夫から拒絶されたアントニーナは孤独な日々のなかで次第に狂気に駆られていく。
「LETO レト」「インフル病みのペトロフ家」で知られるロシアの鬼才キリル・セレブレンニコフが監督・脚本を手がけた。2022年・第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国ロシア,フランス,スイス
- 時間---分
- 監督キリル・セレブレニコフ
- 主演アリョーナ・ミハイロヴァ
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「LETO レト」など映画監督としても注目を集めるロシア演劇界の鬼才キリル・セレブレンニコフが、ロシア文学界でセンセーションを巻き起こしたアレクセイ・サリニコフのベストセラー小説を映画化。2004年、ソ連崩壊後のロシア。大都市エカテリンブルグでインフルエンザが流行する中、ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間をさまよっていた。やがて彼の妄想は、まだ国がソビエトだった頃の幼少期の記憶へと回帰していく。ロシア社会への強烈な風刺を込めつつ、妄想と現実の境界が曖昧な原作の世界観そのままに、型破りな芸術的感性と刺激的なアクションを散りばめて描き出す。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、フランス映画高等技術委員会賞を受賞。
ネット上の声
- 【インフルエンザに侵されたかの如く迷走する、現代ロシアを揶揄したかの如き”妄想と現実”が入り乱れたアーティスティックな作品。】
- 完全に全員イカれてる。
- 舞台は2000年代のロシア
- 虚実入り乱れる「ソ連世界」と「現実のロシア」を行き来することが表しているロシアの混沌模様
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国ロシア
- 時間146分
- 監督キリル・セレブレニコフ
- 主演セミョーン・セルジン