監督の中濱宏介が大阪芸術大学映像学科の卒業制作として手がけた長編作品で、多重人格を題材に描くサスペンス。SKIP国際Dシネマ映画祭2020や大阪アジアン映画祭2021など国内の映画祭で多数上映・入選を果たした。
2020年、担当大臣の汚職による東京オリンピックの中止と新興宗教による毒ガス散布未遂事件という2つの大事件が世間を騒がせていたが、その陰で通称「イカロス」と呼ばれるコンビニ経営者惨殺事件が起こっていた。被害者の息子・士郎と交流のあった紗凪は、刑事から取り調べを受けることになり、解離性同一性障害を患う彼女と、彼女の中に存在する人格たちは、それぞれの視点から回想を始める。
多重人格により目まぐるしく表情を変える主人公を、「ミは未来のミ」の倉嶋かれんが巧みに演じ、第15回田辺・弁慶映画祭で俳優賞を受賞。田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」(22年9月16日~10月6日=テアトル新宿/22年10月14~20日=シネ・リーブル梅田)にて劇場公開。
ネット上の声
- 話しが廻り道公園
- 先に言っておくが、私のオールタイムベストは「ウィーアーリトルゾンビーズ」である
- シネリーブル梅田の【田辺・弁慶映画祭セレクション2022】中濱宏介監督DAYで鑑
- 12の多重人格を持つ少女と父を何者かに父を殺された少年の間の奇妙な交流
サスペンス
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督中濱宏介
- 主演倉嶋かれん