過去を失ったエキストラ俳優、宮松。斬られ、撃たれ、死を演じる日々が、失われた記憶の扉を静かに開く。
現代日本。端役専門のエキストラ俳優、宮松。彼はどんな役でもこなし、特に時代劇で斬られ、ヤクザ映画で撃たれる「死体役」を淡々と演じる日々。そんな彼には、過去の記憶が一切ない。ある日、彼の前に妹を名乗る女性が現れたことから、宮松の静かな日常は少しずつ揺らぎ始める。失われた彼の本当の名前は「山下」。なぜ彼は記憶を失い、宮松として生きているのか。演じる死と、現実の生。虚構と現実の境界線が曖昧になる中で、少しずつ浮かび上がる過去の断片。彼が向き合うことになる衝撃の真実。
ネット上の声
- 【”お兄ちゃん、こっちへ帰って来るよね、と腹違いの妹は記憶喪失の兄に言った。”今作は、或る出来事により記憶喪失になった男の物語であり、邦画名脇役の津田寛治さんの演技に魅入られる作品である。】
- いやぁ~香川照之さんのアップ、何回も観ることになります
- 演出と伏線回収が秀逸な優秀作(72点)#2022.93
- いち俳優の演技だけでここまで魅せるか。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督関友太郎
- 主演香川照之