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LiSA、西野カナ、PENGUIN RESEARCHなどの数々のミュージックビデオやCMを手がけてきた末吉ノブの長編映画監督第2作で、初の劇場公開作品(第1作はオンライン公開)。記憶と言葉をなくした孤独な男と、現実に翻弄されながらも真っ直ぐに生きていたいと思う女の出会いが紡ぐ寓話的な物語を、北九州の抒情的な風景の中で描く。
事故で記憶と言葉をなくした青年チャロは、夜は牛乳配達、昼は大学の清掃員をしながら静かに生きている。山の手の住宅地にある大学へ通う美華は、一見するときらびやかな学生生活を送っているように見えるが、実は借金のため夜にスナックでバイトをしている。ある深夜、スナックの閉店後に帰路についた美華は闇金の返済に迫られ、その一部始終をチャロが目撃したことから、2人は知り合う。話せないが一生懸命に何かを伝えようとするチャロに美華は好感を抱き、ある事件をきっかけに2人の距離はさらに縮まるが……。
主演はインディーズ映画に数多く出演する卯ノ原圭吾と、ドラマ「東京彼女」に主演した新進俳優の東宮綾音。主題歌にはLiSAの「BEAUTIFUL WORLD」(アルバム「LEO-NiNE」収録)を起用した。
ネット上の声
- 北九州ロケ作品🎬
- 観終えた後に「心に残る」素敵な作品で、他の方へオススメしたり、今の社会だからこそ
- 裕福な学生たちと交流するため出自を偽り隠れて水商売する女子大生と、5年前の事故で
- 設定が舞台装置でしかなくて生活が伴ってないんだよなって思ってしまい
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督末吉ノブ
- 主演卯ノ原圭吾
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7人のゲイが集まるホームパーティを舞台に、セクシャルマイノリティとしてのそれぞれの葛藤や複雑な人間模様を描いたドラマ。2017年の短編映画「凪」で高く評価された川野邉修一監督が、自身の経験をもとに長編初メガホンをとった。
東京の片隅でホームパーティが開かれる。参加者は主催者カップルの彰人と靖をはじめ、大学生の智也、ゲイバーの店子・将一、ゲイクラブの店員・直樹とその友人・正志、写真家の健一という、ある縁で集まった7人のゲイたち。楽しいはずのパーティだったが次第に様子が変わり始め、それぞれが心の奥に抱えていた思いが浮かび上がっていく。
メインキャストには、ワークショップオーディションに参加した100人の俳優から選ばれた7人を起用。「M/OTHER」などの猪本雅三が撮影監督を務めた。
ネット上の声
- なんか思いのほかドロドロギスギスしたやつでマシンボーイはゲンナリ……、最後に笑っ
- 情緒が不安定なのとか、ズカズカ踏み込んでくるのとか、仮面かぶって社会に溶け込んで
- 人の写真ってとても楽しそうに見えるけど写真って一瞬の表情だし本当に楽しいかは別で
- 面白かったし志しの高さは窺えるものの、脚本と演出がマッチしていない気がした
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督川野邉修一
- 主演橋詰高志
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「愛のくだらない」で第14回田辺・弁慶映画祭グランプリ&映画.com賞を受賞した野本梢監督が、10年前に東日本大震災で被災した幼なじみの女性2人を主人公に、それぞれの過去・未来への向き合い方と葛藤を描いた中編映画。
東日本大震災から10年。石巻で被災した玲は育英金で都内の大学を卒業し、現在は埼玉県のリフォーム会社で働いている。故郷で引きこもりがちな生活を送る年下の幼なじみ・凪を心配する彼女は、職場の後輩・祐太を連れて石巻を訪れる。祐太が凪との仲を深めていく一方、玲は現在も行方のわからない母と過ごした日々を振り返る。
岩手県出身の女優・中村更紗が玲、「優しさのすべて」の二田絢乃が凪、「ボクらのホームパーティー」の卯ノ原圭吾が祐太を演じる。
ネット上の声
- 幼なじみの凪に石巻まで会いに行く話。
- 是非多くの人に見て貰いたい
- 3653って?
- 誰も何も責める対象がない出来事、今もまた違ったそういう事がある時代
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間42分
- 監督野本梢
- 主演中村更紗