名優ショーン・ペンが初めて自身の監督作に出演し、実娘ディラン・ペンと父娘役を演じた人間ドラマ。ジャーナリストのジェニファー・ボーゲルが2005年に発表した回顧録を原作に、愛する父が実は犯罪者だったと知った娘の葛藤と家族の絆を、実話を基に描き出す。
1992年、アメリカ最大級の偽札事件の犯人であるジョン・ボーゲルが、裁判を前にして逃亡した。ジョンは巨額の偽札を高度な技術で製造したが、その顛末を聞いた娘ジェニファーが口にしたのは、父への変わらぬ愛情だった……。
父の正体を知り苦悩しながらも弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めていく娘をディランが熱演。共演に「ボーダーライン」のジョシュ・ブローリン、「ウィンターズ・ボーン」のデイル・ディッキー。「フォードvsフェラーリ」のジェズ・バターワース&ジョン=ヘンリー・バターワースが脚本を手がけた。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- こういうダメ親父って、たしかにいるなと思う——完全に自分に酔っているタイプ
- 大人になり切れない男を演じたらショーン・ペンの右に出る者はいない
- ブレることなく人生の落とし穴を見つめ続けるS・ペンの作家性。
- 偽札犯の娘(=原作者)の心情に寄り過ぎたか
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督ショーン・ペン
- 主演ディラン・ペン