2022年度のノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーが若き日の実体験をもとにつづった短編小説「事件」を映画化。「ナチス第三の男」などの脚本を手がけたオドレイ・ディワンが監督を務め、2021年・第78回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。法律で中絶が禁止されていた1960年代フランスを舞台に、望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたる戦いを、主人公アンヌの目線から臨場感たっぷりに描く。
労働者階級に生まれたアンヌは、貧しいながらも持ち前の知性と努力で大学に進学。未来を掴むための学位にも手が届こうとしていたが、大切な試験を前に自分が妊娠していることに気づく。中絶が違法とされる中、解決策を見いだすべく奔走するアンヌだったが……。
「ヴィオレッタ」のアナマリア・バルトロメイが主演を務め、「仕立て屋の恋」のサンドリーヌ・ボネール、「燃ゆる女の肖像」のルアナ・バイラミが共演。
ネット上の声
- 本作を衝撃作と呼ぶことをやめるところから始めたい。
- 違法の堕胎を望む女学生の苦闘を疑似体験させる衝撃作
- 妊娠して子供を下ろす事を疑似体験出来ます。
- かつてない忘れえぬ映画体験となった
ヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国フランス
- 時間100分
- 監督オードレイ・ディヴァン
- 主演アナマリア・ヴァルトロメイ