「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫監督が、作家・佐藤泰志の同名短編を映画化。同じく佐藤泰志原作の映画「そこのみにて光輝く」などの高田亮が脚本を手がけ、人生を諦めかけた作家とシングルマザーの奇妙な共同生活を描く。
売れない作家・慎一は同棲していた恋人に去られ、鬱屈とした日々を送っていた。そんな彼のもとに、友人の元妻・裕子が幼い息子を連れて引っ越してくる。恋人と暮らしていた一軒家を母子に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きする慎一は、これまで身勝手に他者を傷つけてきた自らの無様な姿を終わりのない物語へとつづっていく。一方、裕子はアキラが眠ると町へ繰り出し、行きずりの男たちと身体を重ねる。互いに深入りしないように距離を保ちながら、表面的には穏やかな日常を送る慎一と裕子だったが……。
主人公・慎一を山田裕貴、裕子を松本まりかが演じる。
ネット上の声
- 情念に囚われたその先にある 相互な独りよがりの安息地
- このタイトルでR指定なら期待もあったが!
- 傷ついた者たちの再起の願い
- 二人の見事な共演
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督城定秀夫
- 主演山田裕貴