ファシズムが台頭するイタリア。最愛の息子を失った人形使いが創り出した、命を宿した操り人形ピノッキオの、愛と喪失の物語。
舞台は、ムッソリーニ政権下の戦時イタリア。木工職人のゼペットは、戦争で一人息子カルロを亡くし、悲しみに暮れる日々。彼は息子の墓の隣に生えた松の木から、一体の操り人形を創り出す。その人形に命が宿り、ピノッキオと名付けられた。しかし、純真無垢でいたずら好きなピノッキオは、ゼペットの思うような「良い子」にはならない。死を知らない彼は、戦争という過酷な現実の中で、人間であること、愛すること、そして失うことの意味を学んでいく。巨匠ギレルモ・デル・トロがストップモーションで描く、ダークでビターな生命の寓話。
ネット上の声
- 視覚的に楽しく、胸にもグッとくる。デル・トロらしい翻案ぶりに恐れ入った
- ストップモーションが材質の違いを強調できる
- 今まで見たことあるピノキオで一番好き
- 「時」の大切さをあらためて感じる
アニメ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ,メキシコ,フランス
- 時間116分
- 監督ギレルモ・デル・トロ
- 主演ユアン・マクレガー