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日本でもジャイアント馬場やアントニオ猪木らと激闘を繰り広げ、鉄の爪=アイアンクローを得意技としたアメリカの伝説的なプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックを父に持ち、プロレスの道を歩むことになった兄弟の実話をベースに描いたドラマ。
1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。
次男ケビン役をザック・エフロンが務め、三男デビッド役を「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、四男ケリー役を配信ドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」で第80回ゴールデングローブ賞主演男優賞(テレビ部門ミュージカル・コメディシリーズ)を受賞したジェレミー・アレン・ホワイトがそれぞれ演じた。米プロレス団体AEWのマクスウェル・ジェイコブ・フリードマンが製作総指揮、元WWE王者のチャボ・ゲレロ・Jr.がプロレスシーンのコーディネーターを務め、それぞれレスラー役で劇中にも登場。監督は「不都合な理想の夫婦」のショーン・ダーキン。
ネット上の声
- 予備知識は悪役レスラーの名「鉄の爪フォン・エリック」のみ。それがむしろ良い
- ショーン・ダーキン監督から見たプロレスという天国と地獄
- アイアンファミリー
- Get Ready to Be Sad
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国アメリカ
- 時間130分
- 監督ショーン・ダーキン
- 主演ザック・エフロン
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全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。カイアは法廷で、自身の半生について語り始める。
リース・ウィザースプーンが製作を手がけ、ドラマ「ふつうの人々」で注目を集めたデイジー・エドガー=ジョーンズが主演を務めた。音楽は「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」でアカデミー作曲賞を受賞したマイケル・ダナ。テイラー・スウィフトが本作のためのオリジナルソングを書き下ろしたことでも話題を集めた。
ネット上の声
- 原作者とその家族の“闇の奥”が、映画に影を投げかける
- ミステリアスな語り口がいざなう先にあるもの
- 湿地の自然が彼女に教えた生きる術
- 原作の良さを生かした映像美
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督オリヴィア・ニューマン
- 主演デイジー・エドガー=ジョーンズ
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「フレンチアルプスで起きたこと」「ザ・スクエア 思いやりの聖域」など、人間に対する鋭い観察眼とブラックユーモアにあふれた作品で高い評価を受けてきたスウェーデンの鬼才リューベン・オストルンドが、ファッション業界とルッキズム、そして現代における階級社会をテーマに描き、2022年・第75回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマ。第95回アカデミー賞でも作品、監督、脚本の3部門にノミネートされた。
モデルでインフルエンサーとしても注目を集めているヤヤと、人気が落ち目のモデルのカール。美男美女カップルの2人は、招待を受けて豪華客船クルーズの旅に出る。船内ではリッチでクセモノだらけな乗客がバケーションを満喫し、高額チップのためならどんな望みでもかなえる客室乗務員が笑顔を振りまいている。しかし、ある夜に船が難破し、海賊に襲われ、一行は無人島に流れ着く。食べ物も水もSNSもない極限状態のなか、人々のあいだには生き残りをかけた弱肉強食のヒエラルキーが生まれる。そしてその頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃係だった。
オストルンド監督は本作で、前作「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続いてパルムドールを受賞し、史上3人目となる2作品連続のパルムドール受賞という快挙を成し遂げた。ヤヤ役は、2020年8月に32歳の若さで亡くなり、本作が遺作となったチャールビ・ディーン。カール役は「キングスマン ファースト・エージェント」のハリス・ディキンソン。そのほか、フィリピンのベテラン俳優ドリー・デ・レオンや、「スリー・ビルボード」「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のウッディ・ハレルソンが共演。
ネット上の声
- 格差社会を過激に風刺。事前情報がないほど楽しめる
- 人が本性を露わにしていく姿を見るのは楽しい。
- 社会の実験劇場、あるいは思考のテーマパーク
- お下劣上等、最後までキレッキレの風刺劇
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国スウェーデン,ドイツ,フランス,イギリス
- 時間147分
- 監督リューベン・オストルンド
- 主演チャールビ・ディーン
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母を亡くした少女と音信不通だった父のぎこちなくも愛おしい共同生活を描いたイギリス発のヒューマンドラマ。
母を亡くし、ロンドン郊外のアパートにひとりぼっちで暮らす12歳のジョージー。親友アリと自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながら、母が遺したホームビデオを見て孤独と悲しみを耐え忍ぶ日々を送っていた。そんなジョージーのもとに、12年間ずっと行方がわからなかった父ジェイソンが突然訪ねてくる。父に対して複雑な気持ちを抱くジョージーだったが、父娘は別々に過ごしてきた年月を埋めるかのように、ぎこちないながらもともに時間を紡いでいく。
本作でスクリーンデビューを果たしたローラ・キャンベルが主人公ジョージーを好演し、「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソンが不器用な父ジェイソン役で共演。10代の頃からミュージックビデオの監督として活躍してきた新鋭シャーロット・リーガンが長編初監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- この生き生きしたビジュアルが躍動感を与えてくれる
- ハリスディキンスンに思い馳せてたけど、主役の子、小さいのに顔がおばちゃんの顔して
- 主人公の女の子にとっての等身大の事件と、ドラマチックとまではいかない幸せで物語が
- フロリダ・プロジェクトを彷彿とさせるようなポップな配色で始まるところからもう好き
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イギリス
- 時間84分
- 監督シャーロット・リーガン
- 主演ローラ・キャンベル
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ネット上の声
- ハリス・ディキンソン演じる19歳のフランキー
- あぁ…ヒットマンは、役者にカメラという異物を受け入れさせる工程をそれはそれは丁寧
- 無意識的にも意識的にもソレから目を逸らしていたが故に自分の行動が整合性を欠き始め
- まぁ実のところLGBT側の者として言わせていただくとすれば、この主人公には同情し
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督イライザ・ヒットマン
- 主演ハリス・ディキンソン
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Apple TV+で2024年11月22日から配信。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国イギリス
- 時間120分
- 監督スティーヴ・マックィーン
- 主演シアーシャ・ローナン
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サスペンス
- 製作年2024年
- 製作国アメリカ
- 時間---分
- 監督ハリナ・ライン
- 主演ニコール・キッドマン