山あいの段々畑に花を植え続けた夫婦と小さな村の人たちを追い、2002年から放送されたNHKの人気ドキュメンタリーシリーズ「秩父山中 花のあとさき」を映画化。埼玉県秩父市吉田太田部楢尾。山深い村に暮らす小林ムツさんは60歳を過ぎた頃から、夫の公一さんとともに丹精込めた段々畑をひとつずつ閉じていき、そこに花を植えてきた。長い間世話になった畑が荒れ果てていくのを申し訳なく思ったムツさん夫婦は、せめて花を咲かせて山に還したい思いで、毎日コツコツと花を植え続け、その数は1万本以上にもおよんだ。暮らす人が年々少なくなる村に、春になるとムツさん夫婦の植えた色とりどりの花が咲きほこる。やがて、ムツさんにつらい出来事が訪れてしまう。
ネット上の声
- これは今全国の山村で起こりつつあること
- 美しくて哀しい過疎地の宿命
- ムツばあさんが遺したもの
- さりげなさが光る。
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督百崎満晴
- 主演---