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バスツアーで消えた一人の男。残された人々の間で増幅する疑念と狂気。人間の本性を炙り出す密室サスペンス。
舞台は、とある地方都市へ向かうバスツアーの車内。参加者の一人、塩田が忽然と姿を消す。彼が弾いていたというギターだけを残して。ツアーガイドの佳代は、残された乗客たちと共に塩田の行方を捜すが、見つからない。閉ざされたバスの中、乗客たちの間に不穏な空気が流れ始める。些細な言動から生まれる疑心暗鬼。やがて剥き出しになる人々の本性。このバスの行き着く先。
ネット上の声
- 生と死の境界が曖昧になるような、不思議で心地よい映画でした。バスの音や街のざわめき、普段は気にも留めない音たちが全部愛おしく感じられる。観終わった後、世界が少し違って見えました。
- 考察が楽しい、最高の雰囲気映画。
- 幽霊と一緒に街を散歩してるみたいな感覚。明日からイヤホンしないでバスに乗ってみようかなって思った。
- 光とか音がとにかく綺麗で、気を抜くと泣きそうになる。ユーモアもあって好き。
ファンタジー、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間62分
- 監督金子由里奈
- 主演松浦りょう
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大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、生きづらさを抱える若者たちの心を繊細に描く。あなたの”普通”を優しく肯定する物語。
とある大学の片隅に、ひっそりと存在する「ぬいぐるみサークル」。所属するのは、恋愛やジェンダーなど、世の中の”普通”に少しだけ馴染めない学生たち。主人公の七森もその一人。彼は、ぬいぐるみと話す時間にだけ、本当の自分を解放できる。サークルの部室は、誰にもジャッジされない、優しくて安全な場所。しかし、そんな彼らのささやかな日常にも、周囲からの無理解や、自分自身と向き合うことの痛みが静かに訪れる。傷つきやすい若者たちが、それぞれの「好き」を大切にしながら、自分の居場所を見つけていく姿を、温かな眼差しで描く物語。
ネット上の声
- アイデンティティの形成なら設定を中学二年ダネッ。
- 全然おもろくない
- 【“優しさって、何だろう”優しすぎるぬいぐるみ好きの大学生たちの姿を通してホントの優しさとは?を描いた作品。】
- 例えば、今起こっている戦争を自分ごとのように捉え、悲しみ全てを背負ってしまうセン
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督金子由里奈
- 主演細田佳央太
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瑞々しい言葉がちりばめられた、新感覚の友情物語!
“ 植物になりたい”奏子は、ある日植物園で航と出会う。やがて航には根っこが生えてきて……ふたりの奇妙な友情は言葉によって築かれる人間関係を超えてゆく。印象的な言葉と映像で不思議な世界に惹き込まれる作品。
ネット上の声
- 腐らないためには心を通い合わせるだけでいいんだよね、言葉とかもういらなくなりたい
- あ~植物になりたい、と商店でバイトするカナコが植物園で植物ごっこをしていると出会
- 好みかどうかでいうと違うのだけれど、何か柔らかで傷つけてはいけないものを感じ、こ
- 本当に良いこんな映画が撮りたいこの監督はずっと誰かの見えない居場所をつくっている
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督金子由里奈
- 主演立脇実季